声優さんと映画とアニメと
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昨夜遅くにへとへとになって帰宅。 時差のせいで夜9時をすぎるとめちゃくちゃ眠いです。 今朝はけっこう大忙し。 荷物の整理、家の片づけ。 猫をホテル(兼お医者さん)から旦那が救出。 お洗濯三昧(天気が良かったので、冬物とかいろいろ) 午後からは美容室へぼさぼさ頭をなんとかしに・・・(爆)その間旦那は昼寝。 夜はパンク寸前のHDレコーダーを整理。 とりあえず録画してあったスペインGPの決勝を観て、アニメをいくつか。
今日からマ王4話5話 4話はグレムリンのくまハチなお話で、グレタがいろいろ学んだようです。 5話はライラの結婚ということで、謎の敵が出てきます。声が佐々木望さんかな? コンラッドが襲われるのですが、大シマロン王家の正統な血を引く・・・と、出自を知るのは何者? 以前より動きがある作画。特にライラの戦闘シーンではアニメータさんの気合いを感じました。 オリジナル作品のせいか、作者さんの監修はあっても脚本家さんが考えたお話だからなのか、前のシリーズよりもコンラッドのセリフの傾向が微妙に変わったなと思います。なんとなく違和感というか新鮮が感じ。 コンラッドが個人的に知るライラへの絶妙な親近感のあるセリフ回しには、痺れました。声だけで、前作をみていなくても、二人になにかあったのかもと判る、そんな雰囲気がだせて居ます。ライラのセリフにも工夫があって、結構良い脚本だったように思います。
アニメ溜まってますが、他は未消化。
機内映画 帰国便は行きの便とは月が変わっているので機内上映の映画ラインナップも変わっています。 5月のプログラムは大当たり。 ざっと簡単な感想を。吹き替えキャストは私の聴き耳というか、勘です。飛行機版はぜんぜんキャスト名が出ないですから(作品のエンドロールも画面が小さくて実際のスタッフやキャストも読みとるのは困難です)
チャーリーウィルソンズウォー トム・ハンクス(江原さん)主演、当選回数が多いだけが取り柄のテキサス出身のくせもの下院議員。 フィリップ・シーモア・ホフマン(玄田さん)がくせのあるCIA職員で共演。 実在のアメリカ下院議員のお話。ビンラディンを生み出してしまう元凶になった、ソ連のアフガン侵攻を冷戦の代理戦争として武器や訓練で大規模な支援をすることで大量の難民を必死に救おうとした議員(トム)とCIA局員(フィリップ)、彼らはアフガンの人々を救おうとして行動したし、あのときの彼らは間違っては居なかったのだが・・・という、主演がトムなだけに、実話をもとにしているとはいえ、コミカルな演出もあり。シリアスな内容との組み合わせがいかにもハンクス作品。 美女とセックスに弱く、頭が切れて人が良いテキサスの下院議員がなぜそこまでの影響力があったのか?という部分の描写が上手い、ユーモたっぷりでありながらもアメリカのやり方を暗にというか正面切って批判している作品。 なかなか面白かったです。 ジュリアロバーツの吹き替えは聴きなじみのある声優さんだったのですが、女性の方はまだ修行不足。 脚本がかなりぼろぼろで、日本語字幕とあまりに差があって、どちらが正しいのか原語聞き直し場所が2カ所ほど。正反対になっていましたが、なんと吹き替え台本が間違っていたのが1カ所、字幕間違いが1箇所。DVDでこのままではずさん過ぎます。だって吹き替えの間違いはひどすぎるもの、冒頭のナレーションなんでDVD版では絶対録り直し必須です。何しろ13年を30年に間違っています(正解は13年)。 字幕の間違いも、意味が反対になって居ました。否定の否定は肯定なのですが、否定のまま・・・ ひどすぎる・・・
ジャンパー(5分ぐらい観ただけです) 劇場で観たので、吹き替えの確認のみ。DVD版と思います。 浪川君がアナキンじゃなかったヘイデンクリステンセン君を担当。 サミュエルジャクソンを玄田さんが担当。こちらも鉄板吹き替えでした。
アイアムレェンド(ノーチェック) こちらも劇場でみたので・・・DVD版と同じ吹き替えだと思います。
マイ・ブルーベリー・ナイツ 人気歌手ノラ・ジョーンズ初主演作品、なんと香港映画のウォン・カーウァイ監督ですが、出てくるのも舞台もアメリカ。共演がジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン他。吹き替え無し字幕のみ。 ニューヨーク下町のカフェのオーナーで、自分で店を切り盛りするジュードロウが、たまらなくいい男。ノラは素朴で可愛らしい。ナタリーは奔放なギャンブラーをそれぞれ好演。 エリザベス(ノラ)は失恋して、彼の部屋が見える近くのジェレミー(ジュード)のカフェに舞い込む。 そこで閉店間際で売れ残りのブルーベリーパイを食べる。彼をあきらめきれずに泣く彼女をそっと慰め、毎日毎日閉店間際に来る彼女に惚れたジェレミー、しかしエリザベスはある日ぷっつり来なくなる。 彼女は男を忘れる為に旅に出ていた。旅先でお金を稼ぐためにカフェやカジノで働くエリザベスはさまざまな人に出会い、そして自分をみつめなす。旅先での人との出会いを手紙をしたためジェレミーに送り続ける。 ジェレミーはそんなエリザベスに連絡をとりたくてやきもきしながらも、店をつづけている・・・
こういう主人公が放浪するお話は、いわゆるロードムービーらしいのですが、独特のゆったりまったりとしたテンポに嵌ると心地よいラブストーリィでした。エリザベスの恋に破れてぼろぼろになった心がゆっくり癒されて行く様子がとても綺麗に描かれていて、ジェレミーとの関係も、旅に出る前にはジェレミーの一方通行のように見える関係だったのですが、だんだん彼女の心の底に、離れれば離れるほどに会いたい存在であることに気がつく相手だというあたりが、憎い演出でした。ノラは彼女の歌のように素朴でジャジーな雰囲気の女性を上手く演じていて、ジュードロウのいい男っぷりには、いやらしさが感じられない、これまた恋や人生にすこし疲れている男をの雰囲気が上手く出ていました。ジュードの彼女を見つめる眼が溜まらなく恋する男の目で、痺れます。彼の演技力が作品を支えている感じがしました。もうメロメロです。
ブラックサイト 主人公はダイアンレイン、FBIネット犯罪捜査官のお話。 ある時、猫を虐待して最後には殺してしまうライブ映像を流すブラックサイトがあると通報が入る。 最初は猫だったが、次ぎに映像に映し出されたのは男性、しかもアクセス数が増えることで死期が早まるような拷問の仕掛けを作って警察を挑発。FBIには為す術もなく男性は画面の中で死んで行った。 そして再び・・・ 犯人はネットに精通し、ロシアのDNSサーバーを利用して不正なサーバーを次から次へと無限に中継しながらIPアドレスを書き換えつづけて警察の追跡を交わし、元の接続を追えない巧妙な手口でサイトを更新している。手の込んだネットの仕組みを巧妙に悪用しているあたりで、模倣犯が出ないか心配になるのだけど、車のナビゲーションシステムから制御系までもハッキングしてリモート操作をしたりと、有る意味近未来的な部分もあって、物語的でもあり、ネットに詳しくないので、そういうのもありなのかな?程度にしか判りませんでしたが、なかなかスリルのある脚本と演出でした。 なんとなくFBIネット犯罪捜査官シリーズなんか作れそうな、そんな雰囲気。 ダイアン以外の役者さんも地味な感じで、TVドラマ作品ぽい雰囲気。 吹き替え版だったのですが、牛山しげるさんとか、たぶん昴の人とかが多かったかも、声優さんに気がつかないほどに手慣れた面子で、これまたWOWOWあたりのTVドラマ風の仕上がりでした。
最高の人生の見つけ方(THE BUCKET LIST) 病院の経営者で富豪のジャックニコルソン(池田勝さんか石田太郎さん、どっちかわかりませんが多分どちらかかな?) まじめな修理工のモーガンフリーマン(坂口芳貞さん、これは間違いなしかと) 二人はガンで入院した病院で同室になることで知り合い、闘病生活を共にするうちにうち解け合い同じ病と闘う同志のような親友になって行く。そんな二人は余命6ヶ月という同じガンの宣告を医師から受け、人生の残された時間を有意義に使うため、家族の反対を押し切って旅に出る。やりたいこと、やり残した事を書いたリスト(THE BUCKET LIST)を作り、それを全部消化するための旅に・・・ 二人が病室で旅先で、いろいろな会話をしながら、自分の生きてきた人生や価値観を語り合うのが、非常に面白く、まったく違う価値観で凝り固まって生きてきた二人が、だんだんお互いを見直し、自分の頑固な部分を変えてゆくという脚本も上手く練れていて、演技派ジャックとモーガンの二人の味わい深い演技がとても冴えていて、コミカルでしんみりする良い仕上がりの作品でした。 演技派二人の共演は、まるで役の中でも外でもおなじくお互いを尊重しつつもしのぎを削っている感じが、そこそこに仕上がりに緊張感とバランスを与えていたように思います。 とかく、他の役者さんを喰っちゃうことが多い二人ですし、善(刑事ものが多いモーガン)と悪(ディーパーティッドなんか典型的です、ジャック郵便配達は2度ベルを鳴らすニコルソン)のカラーが程良く混ざり合って、とても素敵な男の友情ドラマになって居ました。 モーガンの息子役が実際の彼の息子で、良く似ていてなるほど。ニコルソンの優秀な補佐役が、これまた演技派でいい感じでした。吹き替えも役者さんはかなり良かったです。これまた鉄板。
あと本当はキムタクのHEROと吉永小百合の母べぇもやってましたがノーチェックです。 帰国便で4本も映画を全部観きったのは久しぶりです(笑)。
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