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2008年01月27日(日) キーワードは記憶喪失

特に強く頭を打たなくても、わたしなんか頻繁に記憶が・・・爆

今日は旦那が風邪なのか咳き込んでいて寝たり起きたり、そんなわけで家で静かにしているため、私もドラマCD三昧な午後と致しました。

コルセーアV〜記憶の鼓動〜2枚組(長いです、声優さんも大変だったみたい、収録に9時間以上かかったとか)
出演
カナーレ:鈴木千尋
アヤース:森川智之
レティ:岸尾だいすけ
ジル:遊佐浩二
アウラ:堀江由衣
シロッコ:吉野裕行(以上が最終フリートークまで居残り組)
他に代永翼、日野聡、他多数出演。ブックレットに名前があるだけで、総勢19名の大作。
あらすじ
嵐に飲まれカナーレが遭難、アヤース達が必死に探すもなかなか消息がつかめない。
島に打ち上げられ、記憶を失っていたカナーレを拾ったのはオルセン大公。彼は近づく盟主選挙を前に陰謀に巻き込まれていた。目撃情報からカナーレを取り戻すため、女装して舞踏会へ潜入しようとするプレベーサの面子、アヤースはカナーレの部屋を探しだし、ついに二人は再開するのだが・・・。

あいからわず、鈴木さんは上手くて、カナーレがとても魅力的に表現されて居ました。今回は遊佐さんのジルも大活躍というか、上手く参謀的な役割を演じていて、くせもの感がよい感じ。大公役の日野さんが、個人的にはなかなか魅力的な声と演技でした。ウィング君はあいかわらず聡明な少年が上手い、少年役の女性の声優さんかと勘違いするほどに声が少年。紅一点のアウラ役の堀江さんも上手く役に馴染んでいました。
今回のアヤースの声の高さは、前作では出だし低いなぁと思ううちに森川さん自身で微修正して途中からは上手くいつもの高さに落ち着けていましたが、今回は丁度いい高さで終始していて、とても聴き心地が良かったです。
そうか、この高さは小十郎の高さなんだなぁ・・・と思うと、この高さの仕事が増えて、この音域での演技に作り込んだ雰囲気がまったくなくなり、より自然で安定感のある演技に進化しています。特にこの作品でのアヤースのとことん低く抑えていながらも響く良い声を維持し、さらには言葉数が少ないアヤースお得意の、咳払いや呼吸にまぜた呻き声だけで感情の起伏が上手く表現する技を駆使。声のニュアンスだけで嫉妬心やいらいらや愛情の感情を表現できていて、さすがと思いました。本人もフリートークでコメントしていますが、セリフの総数はそれほど多くなかったと思いますが、存在感は凄かったです。
でもって、濡れ場の場面展開が性急というか開始から終了がめちゃ早(爆)。演出にもうすこし工夫があっても良かったかも、でも二人とも感情を爆発させている感じが素敵で臨場感抜群でした。とても呼吸が合ってます。

コミカルなシーンもあって前4作ほど、どん底どろどろな印象にならなかったので、物語的には物足りないのですが、個人的にはこれくらいの暗さの方が好みです。前4作はちょっと暗すぎて・・・
ただやっぱり、作品的には、ダイジェスト的な展開になる場面も多く、シーンによっては状況が判りにくい描写もあって、脚本的には、前の4作にくらべてアヤース視点とカナーレ視点のが減って、各登場人物の出番が多くエピソードの羅列傾向にあるのは残念。BGMの使い方も、前作ほどのスケール感が無かったのは、このお話自体が次ぎの大騒動を前にしてのツナギのエピソードなのかとも思わせてしまう。聴いている時は筋を追っていたせいか、あまり気にならず声優さんの演技にかなり面白く聴けたのですが、終わって冷静に過去のシリーズ作品と照らし合わせると、今回はカナーレが巻き込まれたトラブルが、えらくあっさり解決してしまった印象。

ケダモノにはご用心
出演
榊原蓮太郎:櫻井孝宏
村瀬一明:森川智之
秀華ハミルトン:緑川光(大胆マップ出演おめでとう)
李徳文:成田剣
折笠愛、野島裕史他

あらすじ
ドSな歯科医で香港マフィアの大ボスの御曹司である一明と、美形で気の優しい大学生の蓮太郎は、ラブラブの関係にはあったが、一明のドSぶりのエスカレートのせいで、ある日事故が発生、浴室ですべって頭部を強打した一明は記憶を失い、すっかりまじめで穏やかな人に変貌してしまう。最初は歓迎していた蓮太郎だか、だんだん元の一明が恋しくなる。そんな蓮太郎のアパートへ一明が訪ねてくるのだが・・・
後半はがらりと変わって、李と秀華のエピソード。どうして李が秀華のそばに仕えるようになったかの過去の回想シーンや、李の態度や家族の思惑に腹をたてた秀華がやけになって、感情的になったまま車を飛ばし過ぎた結果、大事故を・・・

後半の成田さんと緑川君の演技は、ちょっと目頭が熱くなりました。素敵で切ないお話。前半の一明と蓮太郎は、切ないシーンを含んでいるのにもかかわらず、どうもきっかけのせいか、笑えてしまうというか、後半のカップルとは違って、結末が想像がつくのがちょっと物足りない感じです。
それにしても、櫻井君の演技に磨きがかかって来たというか、モノローグがもの凄く上手。
一方の森川さん、記憶を失っている時の演技が、これまたものすごく魅力的な別キャラで、復活シーンでのコントラストが凄い、監督のA氏が唸るだけのことは有りました。それプラス、後半では大学生な一明(しかもしっかりマフィアの御曹司然としている)やすこし大人になった一明など、年代を追って大人な雰囲気を含ませているところが、非常に聴く方も楽しくて、上手を味わえます。メインの4人の実力が拮抗しているだけに、お話の内容はともかく、非常に聴いていて心地よく、惹きつけるものがある作品に仕上がっています。

特典CD
メイン4名の出演者がアドリブ大爆発で、全員ぶち切れていました。爆笑を通り越して、1回目は聞き耳ずきんになってしまい、呆然としておりました。即リピートした2回目でやっと爆笑できるぐらい聴くこちらも心の準備ができたというか・・・心の準備ができないままコレを聴くと、脳が破壊されて一瞬真っ白になります。
ウーン、冷静に考えると、何時の日にか、森川さんにはミュージカル作品を唄つきで本気で演じてもらいたいという欲望に駆られます。しかし一明はどえらい良い声で、しかも歌声がこれまた、とんでもなく良い声で痺れます。この特典CDだけでもファンには価値あり。面白すぎる・・・ありえない〜〜〜〜〜!櫻井君が可愛い。

コルセーアもケダモノシリーズも両方とも、奇しくも同じ記憶喪失をテーマにしている点、記憶を取り戻すきっかけが同じなのは、やっぱりBL作品だから(笑)。どの作者さんも考えることは一緒なのか?
ケダモノでは記憶を失っている森川さん、コルセーアでは逆に最愛の人の記憶を呼び戻そうと大胆不敵な行動に・・・どっちの森川さんも面白いし、魅力的でした。

CSIマイアミ5
先週デルコ刑事が頭部を撃たれて瀕死の重傷で命を辛うじて拾った回でしたが、今週は退院直後にもかかわらず早くも現場復帰、しかし後遺症から彼は鑑識のプロとしての自信を喪失しかねない状況に追い込まれて行きます。お話のメインではなく、サイドエピソードとして、もうすこし彼にまつわる不運も続きそうです。
とりあえず、無事現場復帰しましたので、一安心。やっぱり浪川君演じるキャラの性格や設定がどうも好きになれそうにないです。

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まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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