声優さんと映画とアニメと
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蹴り倒されたマイクスタンド オープニング曲だけ、スタンドを使って歌い始めた二人、両手のフリが見れたりと、これはこれで体格の良い(筋肉質なので実際より大きく見えます)二人が揃ってガツーンと勢いに任せて歌う様は、なかなかかっこいい。とくに、このオープニングは、最後の最後に、二人で目配せして、どうするのかなって思った瞬間、マイクをスタンドからはずしたとたん、すかさず中央から舞台袖に向かって、二人同時に回し蹴り。スタンドが激しくもんどり打つように派手に転がり倒れる。男っぽい演出。2曲目の終わりにも中央で並んで客席に向かってパンチしていましたっけ。あと、どの曲だったかの終わりにも(途中だったかな)も、けりを入れてました。激しく動き回るのは三日月の夜など早い曲だけで、たいていは固定位置で一生懸命歌う二人なのですが(まあ、歌詞も大変なので、あまり動き回ると大変なことになる曲もあった感じです)。
黒髪の経緯 2ヶ月前にパンフの写真を撮るのと、ライブの衣装合わせ(と石川さんは表現、要はステージ衣装や宣伝プロモ写真撮影のためのスタイリストさんとの打ち合わせのことかな) で一度森川さんが黒髪にしてきたらしい(それがパンフの写真やポスターになっていました)。 そのときは1週間ぐらい黒髪にしていたらしいのですが、某ブリーチと言っていたので、某はなくてもブリーチだと思いますが(笑)。の現場へ行くと、みんなに驚かれたのに、朴ろ美さんにだけ、無視されたというか気がつかれずで、ご不満な森川さん(笑)。髪の毛痛むよを連呼していましたが、朝起きて鏡に写る人物を一瞬誰かと思ったりしたそうです、そうだろうなぁ・・・ステージながめてる私も最初は誰だこれ状態だったから・・・でも、歌う姿はまぎれもなく森川さんだし、なにより真剣モードの彼は比類なきカッコよいオーラを身にまとっているので、すぐに超カッコイイあの人は誰?という状態。 今回の黒髪は、当日の朝6時にしてきたらしいのですが、早朝に空いてる美容院かなぁ?自分でしたって言ってたっけ?記憶ないです。朝6時というのだけが印象深くて、あいかわらず、夜はほとんど寝ないで、朝にいろいろ準備をしている森川さんですね。 そんなわけで、会場入りは宅急便で箱詰め来たらしい(笑)。予想外の黒髪で、きっと入り待ちの人たちもほとんど森川さんに気が着かなかったに違いない(爆)。帽子は被ってきたらしい(たぶん)。 しばらく(年内って言ってたかな)はこのままにしてみるとのこと、このまま金髪に戻すのにブリーチしたら髪の毛がぼろぼろがさらにひどくなってしまって、美容師さんかヘアメイクさんがきっと戻すのを止めるように助言したのか、ご本人も髪の毛の危機を察知したに違いない。ブリーチしなければ、髪質は通常状態に近づくのできっとすぐに回復するのではないかと思いますが・・・ 今週はあちこちのスタジオで、オーとかギャーとか驚かれるんですね、きっと。それも面白がっているに違いない。 前回に黒髪で1週間すごしていたとき、偶然新宿ですれ違った寺島拓篤君が、通り過ぎ際にぎゃあぎゃあ言っていたと、森川さんが実に楽しそうだった(笑)。 森川さん、月曜は朝10時のお仕事が入っている(彩雲国?)とよく漏らしていますから、明けの今日も、結構本業が忙しいのではないかと。石川さんのブログによれば3時半にタクシーから携帯で速報日記を書いてくれていて、鬼飲みしたみたいなので、森川さんもさぞや3時まで飲んで美酒に酔いしれたことだと思いますが、仕事のリハもあるならまた3時間ぐらいしか寝ないで、6時ぐらいに起きて仕事の準備をしたのかな?大変だなぁ・・・信じられない体力と気力の必要なお仕事ですね。尊敬。 今日以降の現場ではきっと、黒髪の衝撃というか波紋が関係者を驚かせることでしょう。周囲の方々の反応を楽しむ森川さんの嬉しそうな様子が目に浮かびます。してやったりなんじゃないかな?(笑)以前(2004年の2HEARTSの最初のライブ直前の目の手術のときに)コメントしていましたが、意外に自分のことを語ったり説明したりするのが面倒くさい人みたいなので、(目のときは、あまりにみんながどうしたのって訊くから、しまいには面倒になって、ただちょっとねと言い通していたらしい、するといつのまにか目がああなったのは歌舞伎町で喧嘩したことになっていたらしい、笑)、今回の突然の黒髪モードも、ライブが〜とかキャラが〜とか、なぜそれほど作品の世界観を尊重して変身(黒髪に)したのか・・・などなど、いろいろと彼自身の役への思いも説明ないといけなくなって、きっと「ちょっとね」で済ませるのではないかと・・・きっと、しばらくはいろいろ憶測されそう(笑)。ライブに来ていた関係者のお仲間さん(フーミンや鳥海君や朴さんや安元君などなどが居たので彼ら)が説明してくれることでしょう。
私たちファンなら、会場で彼の姿をみた瞬間に一発で理解できること。彼の役への敬意というか思い入れ、作品の世界観を大切に思うファンの気持ちを最大限尊重する彼の男気、そういうもろもろを、饒舌なようでいて実は無口、己の気持ちを語るのに多くの言葉ではなく、いつもきっぱりとしたわかりやすい態度や行動で示す彼の男前な生き様には、しょっちゅう感動しています。気づくのはファンぐらいなものですが・・・
何回もMCで二人の口から出てきた、今日が念願のライブ。JollyRoger(森川さんのソロライブ2003年1月)以来の三日月の夜、(石川さんも自分のライブでこの関係の曲を歌ったことがあるかな、記憶あいまいですが)、森川さんは1月のディナーショーでもDogEndを歌っていましたし、荒磯+WA関係の曲には他のキャラソン以上の思い入れがある、それは気がついていました。 二人とも、一度舞台で生で歌いたかったそんな気持ちが一杯になってあふれ出しそうなステージ。 ライブでバンドの生演奏を背中からの圧力とし、舞台前の観客のからの歓声と視線の圧力を全身に受ける圧力として、その二つの圧力が渦のよう逆巻く中での、ステージパフォーマンスの快感というものは、自分の思うステージングができるアーティストであれば、至高の快感であり喜びらしい。 きっとこの二人は、いままでの準備期間に味わった、はじめての〜というとてつもないプレッシャーと焦燥感(きちんとやれるだろうか、という日常生活者で似た感覚を挙げるなら、入試のようなどきどき感かな?そういう、自分の未知の部分を試される瞬間の、胃の腑を締め付けられる思い)から開放され、そして解き放たれて思うように羽ばたいて、きっと無事に着地して巣にたどり着いた鳥のような感じの、今日なのじゃないかなって思います。 体は疲れていても、心はすっきりしているのではないでしょうか・・・すべてのストレスから開放された快感は全身マッサージの後の余韻にも似ていて、体に残るライブの残響が心地よいに違いないです。それは、参加者すべて(舞台の二人も、舞台を見た観客も)も同じで、心地よいすがすがしさの残響、成功したステージパフォーマンスだけが持てる、すばらしい余韻を楽しんでおります。
今年は、ディナーショーに始まり、ロケパン(燃えたなぁ)、プレミアムライブ(超完全燃焼)、BASARA祭(歌はありませんが、パフォーマンスを魅せる意味では大きなライブイベントでした)、ロケパン2(やや不完全燃焼)、そして最後に来た久保X時ライブ(超完全燃焼その2)と、本当に凄いライブの喜びをつぎつぎと味わうことができた一年でした。まさにライブパフォーマンスのあたり年とでも言うべきでしょうか、森川さんのファンで居ることの喜びを、心の底から堪能しました。 夢を目の前で、しかもこれ以上ない全力投球で自分の限界に挑戦しつづけ、それがすばらしいプロとしての絶品のパフォーマンスとなって本人とファンの夢を現実のものとして具現化してくれる、そんな素晴らしいアーティストを追っているのが楽しくて仕方が無いのです。 彼の、やみくもに全力疾走する、波乱万丈で走馬灯のような人生の、ほんの一ページだけど、その瞬間に立会い至福の時間をリアルタイムで共有できる、ファンとしての喜びを感じます。どれだけ自分がライブ音楽を好きだったかを、つくづく思い出せた1年。ライブ会場、あの熱くたぎる空間こそが、自分の本当に居たい場所なのだと、どれだけ実感しては嬉しくなったことか・・・ その昔(10〜20年前)に追いかけ倒した某ギタリスト。追い求めた熱くたぎるハードロックな空間へ戻りたい、かなうことの無い、二度と戻らない、あの至福の空間への回帰を望む渇望感を、今彼が埋めて癒してくれるの感じがします。だれかのファンをするとうのは、よりいっそうの幸せを、たくさん味わえることなんだなぁと実感です。
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