声優さんと映画とアニメと
もくじ一覧前の日次の日


2007年11月25日(日) 殺されるなら、君の言霊で・・・

80年代から90年代初期のHM/HR好きとしては、ラップ調の曲というのは、あんまりなじみが無くて、はじめはどう楽しんだらいいのかわからなくて難しかったのですが、荒磯系の曲は、ラップが結構織り込まれていて、いやな感覚が無かったのですこし聞き込んでいるうちに、すっかり慣れました(爆)。超カッコイイなって思えるぐいらいに、ライブではグルーブ感があって痺れました。ライブか、ライブがカギというか、マジックなんだなって思います。

そんなわけで、度を入れためがねに黒髪の久保ちゃんこと森川さんと、2ヶ月で劇的にダイエットしてきて、森川さんと同じく超素敵になった時任こと石川さん、そして笑うととても人懐っこいカズニラこと西岡さんと、いっこうに名前がきまらないナイスなバンドの、荒磯&WAのライブへ行って参りました。

とにかく、実感、自分はライブが好きだ、三度の飯よりライブが好きだ(笑)。
私ごとですが、今日は結局、物販でパンフ購入後にパンを1個食べたきり、ライブ終わってパスタで燃料補給しましたが、ライブ中はもうぜんぜんお腹がすくどころじゃなかった、昼はなんだか舞台に立つ人とシンクロしているかのように緊張、胃が締め付けられて、終わった後には吐き気すらしました。なんだろう、とにかくもう、ライブはすばらしすぎました。超感動。

ライブの話をしましょう。
開演を待つ間、舞台にあるスタンドの高さの違いをチェックして、森川さんの立ち位置側にスタンバイ。
舞台からは結構近くて、森川さんや石川さんの表情が手に取るように判る位置、双眼鏡は一度も稼動せず。
客電が落ちると、生の影ナレで久保ちゃんと時任がセリフそのままに開演前の諸注意。ちょっとやんちゃでたどたどしい時任、すこし気だるげだけど、優しい口調の久保ちゃん。この段階ですでに観客のテンションは上り調子。久保時のライブなんだと実感そして、スクリーンにつぎつぎ映し出される峰倉イラスト、そしてバンドメンバーが配置について、イントロが流れ出す、歓声が嬌声に変わる、黒髪にめがねで登場した森川さん、そして黒い皮手袋で時任を演出する石川さん(びっくりするぐらいこの人も細くなってる)。
そしていきなり、CDさながらの曲が始まった
すばらしい、集中力、昼は森川さんがかなり緊張していて、すこし動きもぎこちなかった、たぶん二人とも緊張していたかんじ、それでも最初にノンストップで3曲歌い進むうちに、どんどん自分達の世界へ没入していく、そして音楽を通してしっかりと伝わってくる二人の情熱、魂、込められた言霊。
友人が一言、この人たちは本番に強いよね。確かにそうです。今回、石川さんのブログなどで間接的につたわった情報からリハーサルを何回も積んできていて、二人とバンドや関係者の意気込みを感じましたが、峰倉&西岡ソングはとにかく歌詞が難しいし歌メロが複雑。事前の予習では、本気で大丈夫なのか心配していたのですが、杞憂でした。この人たちは本当にライブというものを知っているという感じがしました。最初こそ観客もステージも手探りな感じがしましたが、すぐに乗せ側も乗せられ側もテンポを掴んだ感じ。ロケパンのときのような、激しい勢いのノリではなく、じっくりと作品世界の具現化みたいな空気を帯びた、しっとりとした大人なノリのライブ。ときおり二人が見せる掛け合いがドラマのセリフのようであったり、特に森川さんがふと久保ちゃん声になって喋ると、正直、脳天が痺れました。
声は昼より夜の方が出ていましたが、音響の調節の問題だけかもしれません。歌詞がむずかしく、時任な石川さんが捲くし立てるラップの調べに感動しつつ、じっくりと歌い上げる森川さんの綺麗な声に酔い、そして二人の美しいハーモニーに酔いしれる。曲と曲の間の二人のMCは声優さんならではの面白さもあって笑いも絶えず、楽しくてカッコよくて痺れるライブでした。最高です。DVDになるので、見に行けなかった方々にも、来年の3月21日以降には、同じ感動を味わってもらえるので、嬉しい限りです。
それにしても、二人とも、上手かった。本当に歌の聞かせどころを知っていて、最高にすばらしかったです。
なんだかほうけてしまって、なかなか寝れそうにないです。
MCとか思い出せない(たくさん楽しいことを言っていたのですが・・・)のですが、曲はだいたい覚えて行ったので、帰りの電車で思い出してメモしましたので、以下に列記しますが、やっぱり記憶があやふやで昼夜で森川さんのソロの曲が1曲入れ替わったぐらいで、他に違いがあったか思い出せません。
間違っているかもしれないので、ご留意ください。
〜Duet〜
1.落暉落陽
2.Blood,Sweat,No Tears
3.The Very-Go-Round
MC
4.KnouckoutDrops
5.Wondering
6.E.O.(DJラップ、ボーカルお色直し)
〜時任稔(石川英郎)ソロタイム〜
7.真夜中のBandit
MC
8.bit of life
ギターソロ
〜久保誠(森川智之)ソロタイム〜
9.白昼夢
MC
10.Spoil (夜 DogEnd)
〜Duet〜
11.三日月の夜
MCバンド紹介
12.泡沫
13.朝焼けに消ゆ
〜アンコール〜
14.零唄〜Love Song〜
MC
15.常夜灯
〜(夜のみ)ダブルアンコール〜
16.三日月の夜

作品世界を本当に大切にして、作品を通して作家が伝えたかったメッセージを、心動かすメロディと歌詞に込め、誠実さと情熱とプロの表現者としての素晴らしさを全力で出し切ったアーティスト達の、本当にめくるめく情熱のステージを見せられて、参加したーオーディエンスも言葉にならない感動を抱えて余韻に浸りながらしばらくをすごすのですが、夜の最後に見た、アンコールの後とダブルアンコールですこし顔をゆがめて無理に微笑む森川さんの、めがねの奥にきらりと光るものが、目頭で決壊直前状態で光っているのに気がついて、彼らの達成感を実感、感動をシンクロしながら、長々と頭を下げて挨拶する舞台の全員惜しみない拍手の雨、バンドが消えても、ステージの残った二人が、最後に見合って、握手して、肩をたたきあって、ついには抱き合ったのを見たとき、どれだけ準備が二人にとっても大変な作業だったのかを実感。
心の底からあふれる感動を込めながら、成功のお祝いの拍手を送り続けました。本当に素敵な二人でした。

また思い出したことは、明日以降に書きます。

お会いしたすべての方々に、今日のすばらしい一日のお礼をお送りします、本当にありがとうございました。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

web拍手↑