声優さんと映画とアニメと
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2007年08月30日(木) ごめんなさい、私それ知ってます(爆)

七色仮面
もしかすると、今の世代の方々にとっては、それ何、そんなのあったのっていう感じの作品。
月光仮面はアニメでリメイクもされたりして、結構30歳ぐらいまでの人なら、記憶の断片があるかもしれない(すみません、実写の記憶の断片があります、白状します、笑)。まあ、昭和30年初期の子供向け作品としては、一番有名ですし、さらにそれよりも昔にヒーローだった白馬童子の現代版として有名になった人気作品だから・・・七色仮面はいわば、月光仮面がウルトラマンなら、裏のミラーマンに相当するのではないかな?あるいはスペクトルマンといったところか?まあ、ずっと古くから人気はあったけど、それほどメジャーではなかったと思いますが・・・でも、スミマセン。おじさん、おばさんは、みんなその名前を知ってます。(爆)
私が子供のころにTVでやっていた、そのころの(強調しよう)そのころの”なつかしのヒーロー特集”なんかでは、月光仮面、怪傑ハリマオ(これは知らないと言い張っておこう)、七色仮面(あの全身金色おじさんと呼んでいたのは、ひ・み・つ)が頻繁に紹介されていました。
そういえば、科学忍者対ガッチャマンの元になったとひそかに言われている、忍者部隊月光という実写作品がありまして、これが大好きな幼稚園児でした(爆)

昔話はそのくらいに・・・でも、”でんでんでろりこ(だっけ?)・・・”のようなキテレツな歌詞の主題歌ですが、森川さんが颯爽とヘビメタロックアレンジに乗ってパワフルに歌い上げていて、妙な歌詞をねじ伏せるカッコよさですが、きっと歌いながら(彼も後の世代なので)変な歌詞だなぁといぶかしんでいたに違いないのですが、あの当時、昭和30年代初期のTV黎明期(すみません、すみません、あんまり古くて、すみません・・・汗)では、この手の歌詞や童謡のアレンジのようなメロディが違和感なく社会に受け入れられておりました、オリジナルアニメ「どろろ」(最近リメイクされたらしい、マジ?)の主題歌も”ほげほげほげたらほげたらぴん”で始まりますから(ああ、懐かしい)。

そんなわけで、なつかしの子供ヒーロー特集番組のおかげで、主題歌とか姿は覚えておりますが、さすがにどんな話の作品だったかは、皆目検討が付かないので、違和感なくドラマCDの方が楽しめました。携帯電話もつかっていたし、まあ、ストーリィは完璧に現代アレンジでしょう。
発売頃に聴いたりブログをめぐったりして読んだみなさんの感想のとおりに、本当にかわいそうな話で、カメレオンはこれでもかというほど悲劇の少年で、それを石田さんが熱演しておりました。ドラマCDで悪役の置鮎君というのも、私にはめずらしくて、なかなか良かったですねぇ。
何より、一瞬中井和也かと思ったほどの低音だったひーちゃんこと檜山君、相方の森川さんと別録りだったのが残念。なかなかぐっと来る演技でした。うえだゆうじ君のすごい声と演技にもびっくり、かれこそ声優界のカメレオンみたい、声のヴァリエーションは無限大ですね。
折笠さんは、相変わらず品のある良い声、若いし(笑)総理や大臣役のおじ様たちも吹き替え等で大好きな方々、豪華なキャストでした。そして一番の名演技だった石田君の次に沢山しゃべったであろう、遊佐君と主役の森川さん、この二人の組み合わせで収録したのも、掛け合いが一番多いので(石田君と置鮎君の組み合わせの別録りも納得の組み合わせ)抜きでも演技がしやすいようによく考えられた収録になっているのに、感心。フリートークが結構長めで、面白かったです。
森川さん、基本的に、かなり喉はお疲れで収録していたんじゃないかと思います(仕事しすぎだなぁ)。
でも、演技は、なかなか良かったですね・・・典型的な正統派の良い人で出来る男、探偵でありヒーローである人、その秘密を知るのは遊佐君演じるSPの高木、終始まじめ(ちょとうぶ)という役で、遊佐君にはめずらしい感じでした。
脚本的には、かわいそうなカメレオン少年の描写がこれでもかのお涙頂戴過ぎ、ちょっと全体のバランスに欠けたかな?もうすこし七色仮面側の日常や捜査の関係、あるいは悪の組織の暗躍など、もう5分か10分でも振り分ければ、完璧だったのにと思うのですが、惜しいなぁ。SEや演出や音響バランスそして人物描写や奥行き感、世界の広がり感などは、なかなか上手かったと思います(最近、ほら、あまりにも貧弱な演出の作品を立て続けに聴いたせいで、普通レベルなのが高い評価になってしまってるかもしれませんが)
80点以上は差し上げたい作品です。実は、主題歌が結構私の琴線に触れております、すきだぁ、そしてあの高笑い、すばらしい、爽快かつ豪快、なかなかこのバランスと味わいを出せる人は居ないと思う。

今日は、朝まで仕事の行方が気になって胃が痛かったのですが、いろいろ一生懸命に考えてやったことが、すべて上手い方向に作用して、予想を上回るすばらしい結果になりました。苦労が報われて、ほっとしました。
これでなんとかなりそうです。そんなわけで、早めに客先を引き上げ、空港のラウンジで飛行機を待つ間に報告書も書き上げて(そのせいでぎりぎり東京行きに飛び乗り)、機内では前半爆睡、後半はBrandNewFutuerを聞きながら、ライブの余韻に浸って記憶の蘇るのを楽しんでおりました。至福。

そして時間がちょうど良かったので、空港からリムジンバスに乗り、七色仮面を聴いたわけです。

さて、実は以下は朝に仕事の待ち時間で書きましたが、とりあえず後半に・・・

確信犯だった・・・あの服装を見たときから、これは半端な気合の入れ方じゃないなって思っていました。

今朝は早起きしてしまったせいで、客先へいくまでに十分に時間があったので、宿泊先のホテルの部屋で、ネオロマホット10カウントダウンラジオHuu・・・を聴きました。

ガチ行けのコーナーが拡大侵食、2HEARTSライブ特集ということで、収録は25日ライブ直前。
おそらくリハーサル途中での収録です。まわりにブラディルビーのメンバーが全員いる中で、結構楽しそうな中にも、すこし本番前の緊張感の余韻がある、そんな二人。フーミンすでにかすれ声なんですが(笑)。

ここでTOSHIが注目すべき発言を、26日のライブでは自ら、「壊れます」「殻をやぶります」「一皮剥けます」と決意表明、すでに最初から全開で行くとも宣言していましたし、彼は本気で期するところがあったのですね。だからこそのあの服装、あれが彼の気合のすべてを物語っていますもの。

すなわち、最初から彼は、やる(脱ぐ、笑)覚悟だったわけです。
その場の勢いとか偶然とか乗りではなく、あれは彼の計算しつくしたパフォーマンスの一環、確信犯だったわけです。そうであれば、なおさらその気持ちが嬉しくて、感激です。本当にそこまで決意してくれて、ありがとうTOSHI。

そんなわけで、何日経ってもライブの余韻が冷めなくて、どうしましょう。
それぐらいすごすぎたというか、本気ですごかった、彼の気迫が嬉しかった、一緒に壊れたライブでした。

やっぱり、ガンズ2007を観た刺激が、直前にGRANRODEOさん達の大盛り上がりを見た刺激が、彼の心の闘争本能とロックミュージシャン魂を点火して、闘志をメラメラと燃えあがらせたのは間違いが無いと思います。
きっと、サングラスの内側の瞳の中には、燃え上がる炎が入っていたに違いありません。

自分で決めた、壊そうという決意は、すなわち、いままでのパフォーマンスの単純な延長線上ではない、一気にジャンプアップした物を出したい、自分のマンネリを一新させるために、一回完全に壊れるのが一番だと判断したのかもしれません。挑戦という言葉を今年は良く口にしていますので、本当にそうなんだと思います。

なんだか、あの場に立ち会えた少ないファンは幸運すぎですね。
本当に、彼は自分でいままでで、自分が自分に嵌めてきたここまでという殻を突き破って、中の人が出てきた、本性をすべて見せた、そんなライブだったのだと思うわけです。
となると、今回1回きりなのではなく、今後の2HEARTSや他のライブでも、壊れて再構築された、彼の中の人のパフォーマンス観れることになります、かなり期待できるのではないかと思います。

20年以上前に、やりたい気持ちや、十分な体力があったとしても、逆に若さと経験不足という未熟さゆえに、歌のステージでここまで自分を自分の意のままに表現演出しきれていなかったとするなら、今の、40歳という年齢は決して若くはないですが、それでもまだ手遅れでないわけで、本家WAxelRoseが実地で見せてくれたように、新しい領域への挑戦をはじめた彼の心意気はすばらしいものです。

ロケットパンチで彼とファンが不完全燃焼にならない方法は、もう一度破った殻は遠くへ捨て去って、二度とまとうことなく、中の人の気持ちの赴くままに突っ走るしかないです。でも、毎回あのパフォーマンスしてたら、すぐに燃え尽きてしまうのではないかと、ちょっと危険、ちょと心配。

web拍手とメッセージ、ありがとうございます。

>立木さんの存在
本当に、立木さんという実力的にははるかに上の方が、ああやって一緒に楽しくコンビを組んでくださるから、森川さんは実力以上を発揮しようとがんばれるのだと思います。そして、立木さんもライブでは、くじけそうになるのを森川さんたち若者に引っ張ってもらってがんばってる、そんな感じがします。本当に素敵なゆにっとです。なにより、最近の立木さんの森川さんへのやさしい言葉と態度、本当に弟のようにかわいがってくれているのがわかりますね。
2HEARTSの曲を聴くと、自由奔放に跳ね回り、高低自在に動きながらも、あぶなっかしく裏返ったりする、本当に艶っぽくて魅惑的な高音のTOSHIと、暖かく包み込むような広がり感と、大地のようにがっしりとしたテンポと音程の最高に痺れる低音のFu-minの絶妙なアンサンブルのすばらしさ、これは曲(メロディ)のすばらしさも一役買っているので、飯塚ジョニー昌明さんの才能のすばらしさ、そして聴く度に心が痺れて震えるようなすばらしい歌詞の尾崎雪絵さんの、4人の才能と努力のアンサンブルの妙のすばらしさともいえますが、本当に、最高のユニットだと思います。森川さんという人は天性の声質を持ち、それを生かすために限りなくがんばり努力をする(がんばれるというのも才能のひとつであると思います)、その上で彼を引っ張り上げ盛り立てる人々と出会うという、本当に強い運命の星の元に生まれてきていると思います。

>ブラウス
わお、ご助言ありがとうございます。こっそり直しておきました(笑)感謝です〜!

なんか今日は仕事が上手く行ったせいで、変(爆)。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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