声優さんと映画とアニメと
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2007年08月21日(火) 学芸会みたいなアニメ

残暑お見舞い申し上げまする〜!

ヘブンズドア、今日の夕方6時ごろにお仕事情報を更新。
デビルメイクライのトークイベント、そして戦国BASARAのラジオ(森田君とコンビで9月20日からアニメイトTVのネットラジオでオンエアー)。

森田君は森川さんが何度かアドヴァイスしている「出せ」が判らない方なので、きっとラジオでも独自のペース展開を図ろうとしてつっかかってくるに違いない。ここは森川さん、ひとまずさらりと交わして上手くボケに回るのか、はたまた役のイメージを生かして、丁々発止と突っ込み防御で斬り返すか、どう展開するかちょっと楽しみ。後者の方がスリルがあって面白そうなんだけど・・・何回やるのかなこのラジオ。いづれにしてもラジオが切れない最近で嬉しいですねぇ。(これも何かの罠?笑)

実は今日、いまいち体調が良くなくて(女の子の日と喘息に因果関係あるのかなぁ?)残業せずに20時で帰社。

帰ってから即Dグレイマンを観て、その後は溜まっている謎の脇役出演要調査作品を1本(300円で買った日本語吹き替え版中古VHS)観ました。

「アフリカン・ダンク」1993年作品1994年頃リリース(たぶん)
(巻末にクイズとその締め切りが出てきて、それが1994年11月でした)
製作監督はポールマイケルグレーザー(かのスタスキー役の俳優さんだった方、奥様とお子さんをエイズで亡くすという悲劇に巻き込まれたりもされましたが、今は監督やプロデューサを主にお仕事されてます)
ディズニー映画です
主演がケビン・ベーコンで声が藤原啓治さんだと思います。
とにかく、箱にも本編にもどこにもキャストが出ませんので、まったく誰が出ているか判りません。
これはまったく、本人が告知してくれないと、絶対にわからない1本です。
でもって、これまたディズニー作品。声優さんたちは、みなさん演技できる方で安心して聞けます。

大学でバスケのアシスタントコーチをしている主人公のジミー(ケビン)は、スカウト成功寸前だったスタープレイヤー(鼻持ちならないほどにすでに天狗になってしまっている)のわがままに耐えられず、怒らせて獲得に失敗する。その代わり彼が見つけたのが、アフリカケニアの映像の中で子供と戯れながらもバスケットをする長身(推定2m超)の一人の青年だった。その彼をスカウトするため、周囲を押し切って、無理やりアフリカへ探しに行ってしまう。ということで、舞台のほとんどはケニア。
バスケのバの字も理解されていない環境にありながらも、優れた身体能力を生かして部族の長の息子をアメリカに留学させるべく孤軍奮闘を開始する。従来のアメリカ学生スポーツ青春サクセススポコン物に比べて、一風変わった筋書きで、舞台もほとんどがケニアの大自然や人々の暮らしや文化とアメリカとの状況の違いを主人公(そして視聴者も同時に)がストレート感動したり苦悩したりする場面がつづいて、なかなかスケール感のある小品です。
個人的には高校でバスケットに青春を賭けていたので、こういう作品はプレイをまじめに観てしまって、すこし他のスポーツ根性物より試合シーンとか見る目が厳しくなってしまうが、ここに出てくる若者は本物である。某バスケアニメよりずいぶん上手いと思ってしまった(笑)。

たぶんケビンベーコン以外には名のあるハリウッドスターは一人も出ていないに違いない。
ケニアの若者役(周囲の大人や少年子供達は本物は顔付から演技する人以外ほとんどが本物かな?)は、なかなかに男前、表情が素朴だが笑い顔が実にキュートで愛らしい感じ、とても好印象。

さて、森川さんは2役を確認。まず冒頭のシーンの、鼻持ちならない天狗になっているスタープレイヤー。大学入学直前の高校生なので、声がとにかく張りがあって高めで若い作り、すごくキュートで生意気な感じになっていて、思わず高校生の森川智之君を想像してしまった。2役目はケニアの青年の一人。スカウトされるサーレという長身でチーターのような身のこなしの青年の声は・・・うーん、かなり若くて初々しくてさわやか(誰かなぁ・・・自信なし)、森川さんは彼サーレの弟を、ちょっと口を尖らせた感じの少年から青年の中間の年齢の声。それほどセリフとか出番はなし、あとはモブシーンでちょこちょこ。

森川さんファンとしては、無理してみる必要はないですが、ケビンがとてもハンサムで魅力的に描かれていたので、ベーコンファンにはおいしい作品。ポールの得意なスローモーションとアップの組み合わせは、画面がいかにもTV映画仕立てで、90年代風。話のテンポもちょうど良くて、実はこのぐらいのテンポと展開とカメラワークなお話が、バイオリズム的には一番観やすい感じがする。最近の作品は視覚と聴覚を恣意的に刺激しすぎる感じで、見ていて疲れるのは年のせいかな・・・

「彩雲国の世界」は録画に成功していれば、週末関西に帰ったときに観れると思いますが、こちらもなかなかかわいい森川さんが写っているらしいので、楽しみです。

web拍手たくさんありがとうございます。

その、えっと、あの、その某アニメですが・・・
深夜にやってる●スダ○です。こういう風なパターン化した演技の羅列のような掛け合いを聞かされると、やはり声優さん達まだまだ青いなぁと実感。ひとつひとつのセリフに、実態というか内面の感情がまったく同調していないうわっつらだけの感情表現。教科書の模範演技みたいに抑揚をつけてる感じがして、しかも女の子は妙に低くして宝塚みたいか、キンキンカンカン声・・・まあ、きっとたぶん脚本も悪いのかな。
こういう作品が多い感じがします、某ちょっと前のガンダムとかも、粗が目立ちすぎて、15分見続けられなかったり。やっぱり脚本かなぁ・・・脚本がだめだと、演技力に余裕のない若手じゃカバーもフォローもできないから、如実に教科書演技になってしまうんだろうな・・・そんな気がします。おばちゃんは絵だけじゃだめだなぁ、萌えられない(笑)。その点、銀さんは時としてどうしょもなくへたくそになるときあるんだけど、あれは燃えます。男前だしカッコイイよね、銀時が大好きになりました。息子にしたい。(中の杉田君は要りませんが、笑)



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