声優さんと映画とアニメと
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秋月と草加の哀しい最後を観たあとで、鬱な気分から回復するには明るい楽しいのを観るしかないということで、 今日の午後から夜はダーマ&グレッグの視聴マラソン。これ、見始めると止まらない止まらない、12本もつづけて観てしまいました。二人は、ケンカしたり価値観の相違でぶつかったりしながらも、常に全力でしかも全身全霊で自分と相手のすべてを受けとめ、問題を解決してゆく。天真爛漫で美しい素直な心のダーマに心底魅了されているグレッグがキュート。 とにかく、ラリーもアビーもキティーもエドもピートもジェーンもみんな個性の固まりで超面白いし、声優さんも上手すぎ、ゲストも準ゲストも本当に雰囲気がでてるし、芸達者なベテランばかり。 加藤精三や八奈見丈児など、長老級のベテランまでぽんぽん出てくるのは、蕨南音響監督のすごさだなぁと実感。 一番輝いてるのは、やはり主人公のダーマな雨蘭さんですが、すべての出演者の演技をがっつりと受け止め、しっかりとした最後の常識と正義の砦を守っているグレッグな森川さんの安定して優しい声に、思いきり癒されて毎回終わるのです。
森川さんが、UPLIFTさんのインタビューで、キャストの中で自分一人だけがはっちゃけられなくて苦しかったけど良い想い出の作品だってコメントしておりましたけど、本当に、彼がアンカーなわけですから、時折不安な声や情けない声も出しますが、ほとんどはマイペースの優しいセリフか諫めるセリフ、リズムがあって独特の明るいアメリカンな物言いは、決して他のアニメや吹き替え作品では出会えない、小気味よさとテンポと抑揚が心地よいです。声の高さは結構低めの太めの張りのある音域ですが、時折、きゅーっと高音側へ跳ね上がっちゃうのが、なんともヘタレたり、慌てたりわめいたりするとき、その瞬間だけ声がなんとも地声い近い音域になるので、なんだかニヤニヤしてしまいます。こういうしゃべり方も大好きです。
そういえば、某BLCD(長くつづいた終わりのないタイトルのあれ)の8cmおまけCDでの、アメリカンコメディパロディの声は、まさにグレッグだなぁと実感。タマーにデスガンとかのギャグでもアメリカンコメディドラマ風なセリフまわしを断片的にやってくれますが、物まねでもなんでもなくて、役者森川智之の引き出しの一つであり、5シーズンもこなした代表作の一つなので、このまま風化させずに、またどこかの作品で違った意味でのグレッグに出会いたいものです。 最近、サインフェルド(賢雄さんだったのよねぇ、ずっと見てました、大爆笑で)やダマグレみたいなキッチュで毒舌系のお笑いドラマが放送されないんですよねぇ・・・シリアスもいいけど、フレンドが当たったせいで、傾向がかわっちゃたのが残念。フレンドも嫌いじゃないですが・・・
メインキャストの声優さんの中でも一番年少で、いろいろと良い意味でも悪い意味でも先輩にはかわいがられてしごかれていたことでしょう、そんな片鱗が感じられるのが、また面白い作品です。
現在DVDボックスがシーズン1とシーズン2の2セット出てますが、ぜひこのまま、ラストまで出して欲しいものです。音源の調整やセリフの差し替え作業などもあるみたいで、そう簡単に立て続けにぽいぽいでないみたいですが、定期的に出していただいて、スタートレックのようにきちんと完結して欲しいと切望です。 (シーズン1のボックスにDVD化リクエストNo.1と書かれていますが、たのみこむのサイトではホントに何年もみんなで辛抱強く願い続けての念願のDVD化だったのを思い出させてくれます。続きのためにはシーズン2も1と同じぐらい売れないとだめなので、売れるといいいなぁと願っております)
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