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2006年12月28日(木) 「あのころのお前に会いたいよ」

さようならを言う気はない
いやぁ・・・泣いちゃいました。BLCD聴いて泣いたのって冬の蝉以来初めてじゃないかなぁ・・・後半ぐっと来ました。原作者英田サキさんの作品は、普段はBL小説をほとんど読まないのですが、例外的に読んでいます。とても素晴らしいストーリィテラーな方で、作品が大好きです。そんなわけで、このCDは期待してました。で、帰って物が届いてるのを確認するなり、いきなり聴いてしまいました。(先ほど、関西に戻って来ました)
小野大輔君の天海、森川さんの陣内、この二人が交互に長いモノローグ、お話の本筋はほとんど裏で、二人の感情の機微を描くことを重視した脚本で、なかなかレベルの高い仕上がりでした。
まず、小野君のがんばりに、今の彼の状況から98点を上げましょう。高校生の頃の線の細さも、つっぱりの頃の青さも、そして若き組長を張ってる今の気迫も、きちんと演じ分けができてました。モノローグでは、時折役者としての未熟さも感じないではなかったですが、掛け合いの演技では、その感情の入れ方に将来性を観たというか、この人は延びるなぁという素直でストレートな上手さに直結する体当たりの気迫と熱気が伝わって、小野大輔の本気っぷりに痺れました。受けて立った森川さん、BLでは珍しいヘタレ役、誠実なようでしたたかさもあり、朴念仁の様で愛情が深い、なかなか面白い役所。モノローグでの感情表現では、前半での素直すぎる部分にすこし物足りなさも感じましたが、二人の掛け合いでの絶妙な応答に、やはり上手いなぁと聞き耳。この場合、台本のセリフといいシチュエーションといい、本来は天海の独断場で陣内は天海の特殊な部分を際だたせるための、男としての凡庸さと同時に包み込む優しさが必要な演技で、今回の彼には控えめな抑揚の中にどうやって本音の感情を忍ばせ、それがどんどん押さえきれなくなってどのタイミングから表に浮上させるのか、という部分が中盤から後半の森川さんの演技として聞き所になってます。だから、最後の掛け合いよりも、その一歩手前での二人のしがらみのぶつけ合い、そんな駆け引きの中で見つけてしまった、お互いの心の中の自分の存在と居場所。これにはぐっと来ました。森川さんの相手を引き立てその持ってる力をとことん引っ張り出す導きの演技というのは、一体いつのまに何処で体得してきたんでしょうか?とにかく、掛け合っているうちにどんどん小野君が良くなって行くのが判って、そのままもつれ込んだ二人の濡れ場で感動してしまいました。でもですね、今回この作品でもっとも脳天が痺れたセリフが、森川さんのさりげなく言ったこのひと言「あのころのお前に会いたいよ」。ここでどっと泣いてしまいました。いやぁ・・・良かったです。コレを聴くと、デスノートの月は宮野くんより小野君で聴いてみたかったなぁ・・・

そんなわけで、夕べは満天の星空天井で寝てみました、ところが問題が・・・
私は近眼で(最近初期の老眼の自覚も・・・)でもって、コンタクトを入れない状態では電信柱にこんにちわと挨拶しかねない、そんなドがつく状態でございまして・・・メガネをはずして布団に入ると、折角それまで超美しかった満天の星が、ぼんやりしてよく判らない・・・ちくしょぉぉおお・・・まあいいやってな感じで速攻で寝てしまいました。そんなわけで、寝る前にネットでこっそりもう1台クリック、なんと即日配達なんだぁ・・・と密林さんのサービスの良さに感激。某、夜景の好きなお兄さんへ送ってみました。お誕生日に少しだけ早いのですが・・・彼もメガネかコンタクトなしだと、おなじく寝てるときはぼやけて見えないかも(笑)

web拍手とメッセージありがとうございます。
>富士山の5合目から・・・
そうですねぇ、日本では高い山の上から観た星空がきっとすばらしいでしょうね、都会育ちなので、そういう環境に憧れます。結婚したてのころは旦那とドライブがてら、近所の山上の展望台まで行って星を観たりもしました。
>流星雨
うらやましいです・・・振るような流星雨ってみたことないんです
ペルセウスの時は見に行ったのですが、一番もの凄かったらしい獅子座の流星雨の時は、仕事で半導体工場のラインの中で残業してました。なにが悲しくて・・・ですよ、とほほ


おお、デスガンラジオが更新されてる・・・


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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