三日坊主日記
瑞樹 美霧

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■ 性格悪い というよりも

 ということで昨日の続き。

 昨日の日記は『性格悪い』で締めた。
 でも。
 でも。
 というよりも!


 昨日結局ペーパーの中程が1cmほど『抜け』てたのを何とか修復して。
「もう少しお時間頂けるんでしたら、部品の交換させて頂きたいんですけど、お忙しいですか?」
 と保守のおにーちゃんが営業Iに聞いた。
 ら。
「忙しいし、FAX使うし」
 嫌味半ばに答える。
 で、おにーちゃん仕方がないから
「では又部品交換は明日にでも伺わせて頂きます。お時間は何時を避けた方が良いとかありますか?」
「朝の10:00〜11:00とこの時間は使うから!」
「では間を観て来させて頂きます。お昼とか」
「ああ、昼やったらええわ」

 ……待て。昼休み中は避けて欲しいっちゅーねん、こっちはっっ!

 ウチには休憩室というものがないから事務所の自分のデスクで弁当食わなあかんねん(←私限定。部長嫁は家に食べに帰り、支社長娘は奥の部屋の支社長のでっかいデスクで飯食う)。

 おにーちゃん、作業終わりの報告書のサインを私の所に貰いに来てくれたので、
「すみません、申し訳ないんだけど昼休み中、12:00〜1:00は避けて貰えます?」
 と言ったら
「ああ、はい。では何時位にしましょうか? am11:00とか? 夕方とか?」
「いや。pm1:00以降pm3:30位までの間に来てくれたら機械は空いてるし、ゆっくり作業して貰えると思うから」
「あ、では、その時間に伺います」

 まあ、そんなこんながあって、昨日はおにーちゃんは帰った訳であるが。
 流石に『部品を換える』と宣言しただけに、『抜け』を目立たなくして位置を端の方にずらしただけの応急処置だったようで。
 今朝には印刷に『抜け』前の『ムラ』が。
 それを見て課長が声を上げる。
「うわ、又消えかかってるやん」
 営業Iが、
「何やねん、直したんちゃうんか!?」
 まあ、ここまでなら良かった。
 そして営業Iが課長に
「直ってへんやないか! って電話したらええねん。昨日ねちっこく言ったったから慌てて駆けつけよるで」

 ……ねちっこく言ったった……?

「『見えへんやないか』とか『写ってへんやないか』とか『使いもんにならん』とかねちっこく言ったったからな」
 得意そうに笑ってのたまう営業I。


 私、この言葉はその人の全人格を否定する言葉だと思うから周りが軽く口にするけど、私は冗談でも軽くても口にしないようにしてるし、したくないと思ってる。
 本気でなんて尚更だ。
 現に私は本気のこの言葉を友人から向けられて、『死のう』と思ったことがあるから。無意識のうちに車が走ってくる車道に足を踏み入れようとしたり、駅のホームからとか、ちょっと高い所、とか。結局更に踏み出す1歩の勇気が出なくて今も生きてるけど。

 でも。
 でも。
 唇は動いてた。微かに、周りの誰にも聞こえてない呼吸みたいな声も出た。
 そう得意そうに笑って言う営業Iの言葉を聞いて口を衝いて出た。

 ……最低。

 周りが軽く使う『サイテー』っていう言葉じゃなく。
 本気で『最低』って。




 結局保守のおにーちゃんはpm1:30頃来社。
 部品の交換をして、サインを貰いに来た時に、
「ごめんなさいね。何度も何度も来て貰って。その上何か色々、ホントすみません」
 そんなこと言うの、単なる自己満足でしかないけど。
 ホント申し訳なくて。
「出来れば、今後もpm1:00〜3:30位までの間に来てくれたら良いと思いますよ。機械も空いてますし、ゆっくりじっくり作業して貰えると思いますし」
 ……営業Iもいないし。
 と、取り敢えず提案した。
「あ、はい。じゃあ毎月のことですし、その時間帯にお伺いするようにさせて頂きますね」
 そう言っておにーちゃんは帰って行ったんだけど。

 ホント、おにーちゃんには気の毒な、可哀想なことしたわ。

2012年07月18日(水)
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