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■ BD『源氏物語 千年の謎』
あー、はい。劇場公開時、観たいなぁ、と思いつつ行きそびれたやつである。 別にそれ程好きな役者さんが出ているとかは全くないけど、取り敢えず『源氏物語』だったから(苦笑)。 結構『源氏物語』物の映像とかって観てるんだよね。 アニメ映画もビデオで観たし、正月番組のも観たし、天海祐希が光源氏演った『千年の恋』も観たし。 あ、だからって読んだことある訳じゃないけど。 ええ。私の部屋に与謝野晶子口語訳の『源氏物語』あるけどね。1番最初の『桐壺』読んだだけで脱落しましてよ? まあ、何だかんだでほぼ全ストーリー(順不同ではあるけど)大雑把に把握はしてる。
さて、今回の『源氏物語 千年の謎』は秘められた紫式部の心とか何とかで、切り口が面白そうだったのもあり。 現実(と言っても紫式部の生きた時代)と物語の世界が交錯していく、という。 取り敢えず出て来る女君は藤壺(桐壺と1人2役・真木よう子)・葵(多部未華子)・夕顔(芦名星)・六条御息所(田中麗奈)のみ。 現実の世界の方は紫式部(中谷美紀)・藤原道長(東山紀之)・安倍晴明(窪塚洋介)・彰子(蓮仏美沙子)・一条天皇(東儀秀樹)。
六条御息所の怨念と紫式部の怨念がシンクロしていくストーリー展開なので、六条御息所が伊勢へ下って、藤壺が出家する所迄。 しかし、のっけからまさかの道長と紫式部のそういうシーンですかい!? まあ、それが契機になって紫式部の叶わぬ恋と情熱が『源氏物語』を執筆させる訳だが。 光源氏(生田斗真)がその紫式部の情念と言うか怨念によって次々に辛い経験をしていくことになる訳だ。 生田斗真って、芝居巧いねぇ。他の役者さんもそれなりに巧い人達だったので観てて苛っとさせられることも無く。 因みに個人的に中谷美紀は芝居は巧いんだけどぢつはあんまり好きじゃなかったりするんだが、紫式部はしっくりしてたよ。ちょっと苦手感払拭されたかも。 すげーと思ったのは冒頭部分で桐壺更衣を苛める弘徽殿女御の室井滋! やっぱ巧いわ〜、この人。存在感もすげー。 後藤壺宮の側近の王命婦の佐久間良子! ホントにワンシーンしか出て来ないのに、存在感すげー。 んで、六条御息所。怨霊になったらすげーこえぇぇぇぇ;; 田中麗奈が御息所!? とか思ってたけど、や、凄かったっす。 安倍晴明は唯一現実の世界と物語の世界を行き来出来る設定で、御息所の怨霊を鎮めたりする(=紫式部の怨念を鎮めることになる!?)訳だが、いいっスねー。呪を唱えたり真言唱えたり祝詞唱えたり(←聞き分けてるんじゃないよ、ぢぶん!! 笑)。
そして道長も光源氏も女君のお衣裳を脱がせる手際は……(遠い目)。 まあなー、どうやって着ているかさえ理解出来てれば、紐1本だもんなぁ。袴にしろ単にしろ。袿なんてきちんと着ている場合は少ないから肩から落とせば終わりだし。 肩から落とせばと言えば、藤壺! 光源氏を自分から閨に誘い入れてたぞ!! んで自分から袿、脱ぎ捨ててたぞ! ……何か光源氏に無理矢理押し込まれて(と言っても藤壺も光源氏のことは好きなんだが)に情にほだされて流されてしまう、という何となく持ってたイメージが……(苦笑)。 や、これはこれで解釈ってヤツだから良いんだが。
さて、そして難点。 どうしてもねー、どのシーンにも出て来る屋敷の俯瞰がねー、嘘臭い。作り物にしか見えない。 部屋の中とかは全く気にならないんだが、屋敷全体が俯瞰で映し出されるとどうもミニチュアの玩具を観てるようにしか見えない;; まあ、実際ミニチュアなんだから仕方が無いんだろうけど、物凄く軽いんだよねぇ(溜息)。それがホント残念だわ。
2012年07月16日(月)
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