| 2013年09月02日(月) |
半沢夫人&大吉っつぁん |
日曜夜から月曜朝にかけてのMVPおふたりです。
半沢直樹第7話。
オカマの金融庁を全話分くらいの長さと濃さで堪能しました。
あんないっぱい登場しててもずっとあの口調だしあの表情筋だし、ねちねちっぷり揺るがず。
凄いね。
オカマさんに限らずどちらさまもどアップが多く、表情のすみずみまで映し出されてますが
そのこまかーいひとつひとつの表情筋の動きでありとあらゆる感情を表現なさるのだから、
一流の役者さんってば本当に凄い。
尊大、卑小、誠実、傲慢、卑怯、冷酷、真摯、哀れ、臆病、剛毅。
その人の良さも悪さも全部伝わってきますものね。
案の定、一難去ってまた一難で、半沢土下座の回でしたが、
なんたって花ちゃんが!
花ちゃんの大活躍が!!
この夫にしてこの妻ありですねー。
金融庁の実際の立ち入り検査が、あんなザツな空き巣のちらかしっぷりまがいかどうかは置いといて、
検査官の胸ぐらがっつり掴み、「役人の常識が霞ヶ関では通用しても、世の中で通用すると思うなよ」と、
堂々タンカ切る花ちゃんのカッコよさよ。
清々しすぎて爆笑でしたよ!
一部始終を見て首をうなだれる半沢の胸中には、そんな「自慢の妻」の雄姿への
安堵と苦笑と完敗と絶大なる信頼がよぎったことでしょうね。
ほんと、花ちゃん大好き♪
花ちゃんとしゃべってる時の、鋭さのカケラもない半沢のぽわわんっぷりも大好き。
そして今朝は、ついに2011年3月11日を迎えた「あまちゃん」。
普段は頼りなく思われた大人たちも、非常時にはみな冷静で頼もしかったですね。
太巻も水口も安部ちゃんですらも。そして被災地真っ只中の大吉さんも!
乗客を安心させようと気づかい、真っ暗なトンネルの中、ゴーストバスターズで気持ちを
奮い立たせながら歩いていく様子も、惨状を目の当たりにして呆然としながらもなお、
ユイちゃんを気遣う姿も。
震災の映像入れるのかな、それとも全部すっとばしていきなり数ヶ月後なのかな、と
いろいろ予想していましたが、壊れたジオラマとは。
まだ海女のアキちゃんもミス北鉄のユイちゃんも誕生していなかった最初の頃、
これを囲んで町おこしのためのとんちんかんな話し合いが日々くりひろげられていた、ジオラマ。
それがぐちゃぐちゃに壊れ、海の水が鋭い破片となって海沿いを覆い尽している様子は、
それぞれの心の中にリアルに残っている記憶や映像を呼び覚ますのに充分すぎるほどで。
もしこの場面を想定して最初からジオラマを出していたのだとしたら、
クドカンはあまりに天才すぎると思うので、
「震災場面どうしよっかー」「んー。ジオラマでいいんじゃね?」くらいの
たまたまであってほしいくらいです。
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