| 2013年06月04日(火) |
ガリレオ第八話「演技る」 |
岸谷が湯川からの質問に初めて正解を出した、記念すべき(?)第八話。
今回もやはり、天才物理学者の湯川先生いらなくね? みたいなトリックでしたが、
女優vs湯川先生 の対決は悪くない。(超上から目線)
とはいえ、天才vs天才 の面白さに勝るものはありませんぬ。
最近の湯川先生の前には、なかなか現われてくれなくてな、天才が。
最高峰はもちろん石神vs湯川(「容疑者Xの献身」)。
「ガリレオφ」の、メタルの魔術師といわれた金属加工技術者(蟹江敬三)とか、
前シリーズ第四話「壊死る」で殺人兵器開発で湯川先生に完敗した田上(香取慎吾)とか、
第一話「燃える」で、湯川先生も驚くほどの執念で未遂を繰り返して殺人を成功させた金森(唐沢寿明)とか、
その他にも、前シリーズではトリックでもキャラでも、かなり印象深い犯人がいっぱいいらっしゃった。
来週のゲストの天才科学者(生瀬勝久)には、彼らに並ぶインパクトを期待しているのですが!
予告では、狂気の表情で「死ね! 湯川死ね!」とか言ってましたよ。
たまたま巻き込まれたのでなく、最初から湯川先生自体がターゲットにされる展開かしらん。
楽しみです。
では今回のツボ
・「帰ってくれ」(岸谷へは容赦ない)
・「栗林さん、捜査会議に参加してしまってますよ」(栗林さんへは言い方がやさしい)
・「栗林(万年助手)」 失礼すぎる登録名
・「おーたがわ」 漢字に変換するのすら面倒らしい
・ 栗林さんのパスカル
・ 花火師だんだだんじろうさんと湯川先生が、PC画面の花火をなごやかに鑑賞。
花火の色や形状について、職人と学者の会話が実になめらかにかみ合ってすごく楽しそう。
・ ガッツ氏はヘルメットが似合うわー。妙にらぶりーだわー。
・ 刑務所から戻ってきたら、自分はきっとすごい女優になっている、と言う神原敦子(蒼井優)に、
湯「そうかな。
あなたがステージに帰ってきたとき、そこにはもう、客は誰もいないんじゃないかな。」
神「どうして?」
湯「少なくとも、僕はあなたの演技を見たいとは思わない。人を殺した女優が、殺人のシーンを演じる。
それが経験に裏付けられた最高にリアルな演技だと思い込んでいるのは、演じている本人だけだ。
それをわかりやすい言葉でいうと、なんと言うかな岸谷君。」
岸「自己満足」
湯「正解。」
人間の感情などという非論理的なものに興味は無い、とおっしゃったりもしますが
歳を重ねた湯川先生は、実は人間の心の機微もよくわかるようになられたのでは?
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