今日のおたけび または つぶやき

2012年07月24日(火)  「なぜ僕は五輪を撮るのか」



AERA7月30日号に、ましゃの「なぜ僕は五輪を撮るのか」という

インタビューが3ページほど載っていました。



先日の朝日新聞に掲載されていた内容と被る部分もありつつ、

初めて行ったシドニーで受けた衝撃、これまでに感銘をうけた選手たちのパフォーマンス、

今大会で注目している競技や選手たち、そして五輪自体に思うこと等々、

コンパクトですが色々語っておられました。



これまでに行った3大会で撮った写真に添えられたコメントからは、

その時々のカメラマンとしての気持ちも伝わってきました。


シドニー

 初めて五輪を「体感」したシドニーでは、自分が何に感動し、何にカメラを

 向けるべきなのかがわからなくなるくらい、圧倒された。


アテネ

 自分は感じたことをちゃんと表現できているのか。

 2度目のアテネでも「アウトプット」にばかり気を取られた。


北京

 3度目の五輪。やっと、自分が感動することにフォーカスを合わせられるようになった。

 興味の対象も競技場の中から外へと広がった。



本文からところどころ抜粋。

「世界中が注目して、なおかつ国全体がスポーツによって動く。

 そのエネルギーにすごく興味があるんです。初めて行ったとき、大変驚きまして。これは何だ、と。

 それ以降、可能ならば毎回行きたいと思うようになりました。」


 
「僕はこれまで、写真を撮ったりテーマソングを作ったりすることで五輪という舞台を表現してきましたが、

 五輪の撮影には制約も多いんです。会場で望遠レンズを構えていて、制止されることは何度もありました。

 結果的に、競技だけでなく「五輪全体」を被写体として撮り続けるうちに、負の側面も含めて

 より深く五輪を知りたい、と思うようになりました。」



「たとえば、なぜ「いま」ロンドンなんでしょう?

 僕の中には五輪は経済的にまだもうちょっと発展したいと思っている国が誘致して、世界にアピールする、

 っていうイメージがあって。・・・先進国の首都ロンドンが、それをいまやる必要があるのかな、と。」


 
「開会式も変化してますよね。
 
 アテネまではマスゲーム的に会場で見て楽しめるパフォーマンスだったけど、チャン・イーモウ監督が

 演出した北京では、映像を強く意識していたように思います。

 テレビで観るとわかる、っていう開会式。

 現地で見てても、いま何をやっているのか、よくわからない場面が少なくなかった。

 ロンドンは舞台の本場ですからね。ちゃんと見届けたいと思っています。」




で、ラジオでようやくお披露目されたテレ朝オリンピック放送テーマ曲「GAME」。

重厚でカッコいいロックでしたが、楽器はギター、ベース、ドラム、パーカッション、

ハモンドオルガンという、(ましゃにしては)大変にシンプルな編成なのだそう。


サウンド的には、

「アスリート的な、贅肉を全部落として体脂肪の少ない感じ。でも筋肉はたっぷりある、みたいな」

という説明がなんとも筋肉オタクなミュージシャンらしかったです。でもとっても的確。

歌詞についても語りたいですがそれはまた今度。






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