ましゃが6月23日のラジオでおっしゃっていたのです。
同じように仕事をしているのに、仕事が点から線に繋がっていって成功する人と、
点同士ぶつかっちゃって砕け散ってしまう人がいると。
成功する人はどういう人かというと、ひと言で言うと「しつこい人」だと。
荘「『しつこい』ってネガティブな印象がありますけど。『あの人しつこいねぇ』って。」
福「うん。でも、しつこさも度を越すとポジティブになってくるのよ。
何とかの一念、岩をも通す、って。
これは僕の提唱している『流れ星理論』と同じなんですけど、それはどういうことかと言うと、
流れ星を見たときに3回願いを唱えると叶うというのは本当なのだ、と。
流れ星が流れる瞬間なんて1秒ないくらいでしょ。
その間に願い事が3回も言えるということは、その人は24時間四六時中
そのことを考えているということ。
科学者とか研究者とか、総称して要するに『しつこい』んですよ。宇宙とか考古学とか、仮説を立てて
結論が出ないかもしれないのにずっとやってるでしょ。
度を越したしつこさは、最終的に人類の役に立つんですよ。」
ましゃも自分のお仕事に関して、度を越してしつこい人間であることを
これまでも幾度となく明言なさっております。
だから成功しているとか、だから何かに役立っているとか、そんなことはご自分ではおっしゃいませんが、
緻密で完璧主義な姿勢はすごく感じるし、それが点を線につなげないわけはないだろう、と
確かに思うのです。
どんな分野でもそうよね。
ということを、今日の「『神の粒子』とも言われるヒッグス粒子ついに発見」のニュースでも感じました。
さきほどNHKのニュースでざっくり説明を聞き、
素人にはもちろんまったくわからないけど、宇宙のはじまり的な話が大好きな者には、
すっごくわくわくするニュースでした。
で、それを聞いて、ましゃのこの「度を越えたしつこさ」を思い出したわけです。
そういうものがあるかも、と言われ始めたのが1960年代だそうで、
以来ずっと研究は続けられ、近年、全長27キロにもおよぶ加速器というものが
どこかの国で作られ、その中で2000兆回の衝突実験をくりかえして、2000個の
ヒッグス粒子と思われる粒子を発見したと。
2000兆回の衝突実験!
これを「度を越えたしつこさ」と言わずして何と言う。
つい先日も、NHKの大学生によるロボコン番組を観ていたのですが、
ぶっちぎりで優勝した高性能ロボットを開発したのは東大チーム。
彼らがロボットの稼動実験を繰り返す様子をカメラが密着していて、
「はい。では昼休みの全体練習、1162回目いきます」とか平気でやっちゃってまして、
なんかもうお口ぽかーん。1162回目?
帝都大学教授・天才物理学者のガリレオ先生までもがふっとよぎりましたよ。
「度を越したしつこさは、最終的に人類の役に立つんですよ」byましゃ。
箴言ですなぁ。
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