| 2012年06月27日(水) |
リーガル・ハイ 最終話 |
終わってしまったー。
毎週、本当に楽しみだったなー。
最終話は、「さおり」の正体が明かされる部分は絶対、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるコメディ
だろうと確信していましたが、まったくその通りのザ・茶番が楽しかったです。
本編の不当解雇問題は、ひょっとして黛勝っちゃう? 勝たせちゃう? 勝っちゃうのかーーー!
なんて思いながら見ていたのですが、黛大健闘大善戦の末のコミーの完勝という、理想の結末。
やはり、コミーはまだまだ負けてはいかんです。
本当に洗練されたコメディでしたね。
コミーのキャラも、コミーと黛のやりとりも、裁判シーンも、ありとあらゆる場面で
大笑いさせてくれたのに、訴訟内容は身近な社会問題としてすごく勉強になったし。
殺人、売れないミュージシャンの著作権侵害、ストーカー被害、日照権、
政治家の収賄、有名人の離婚訴訟、子役の親権停止請求、遺産相続問題、
公害訴訟、そして不当解雇。
どれもこれもすごく現実的現代的で、本当に見ごたえがありました。
そして毎回大笑いしました。
堺雅人氏は息継ぎなしでいったいどれだけしゃべれるのだろう? と何度思ったことか。
あの無呼吸状態の弾丸しゃべりは、柔道や相撲などで相手とがっつり組み、
技をかけるときの無呼吸状態みたいな感じと同じなのでしょうか。(相撲も柔道も全然やったことないけど。)
コミーの言葉には、それくらいの爆発的な力強さをいつも感じていました。
言葉だけで相手を投げ飛ばし、袈裟懸けに斬り捨てるほどの迫力。
小ネタひとつ、なんてことないセリフのひとつにも、何かしらウラがあって、
それを推理するのも楽しかった。最終回ならたとえば、
「男のケンカが好きなの!」と言い放つ沢地の中の人はご主人が格闘家だし、
コミーと三木をゴジラとモスラに例えた人権派弁護士の中の人はかつて
「ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃」という映画に出演なさっていたそうですし、
王家の谷にいたこともある服部さんのエジプト料理を食べていたコミーの中の人は、
つい先日、NHKの大英博物館の番組で、古代エジプトのミイラや王家の谷関連の
ナビゲーターをしていらっしゃいましたよ。
どんだけ役者の個人情報熟知ですか!
そんなこんなで、毎回毎回、役者陣の凄さはもちろん、
脚本の素晴らしさに本当に感動していました。
こういう脚本を書ける方がいらっしゃると知り、どんだけ楽しみが増えたことか。
いつか、是非続編を!
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