| 2012年05月09日(水) |
「リーガル・ハイ」第四話 |
「リーガル・ハイ」、第4話も最高に面白かったですー。
今までで一番好きな回かも。
論理の応酬や巧みな駆け引き、緊迫した心理戦などを描いた作品が大好きな自分は、
それらすべてが凝縮された法廷モノは昔から大好物でした。
たいていは「最後には正義が勝つ」という展開ですが、
古美門は「神さまじゃないのだから何が正義かなんて自分らにはわからない」、
「クライアントの利益のために全力をつくすのみ。弁護士にそれ以上のことができるなんて
思ってはいけない」と断言し、「勝った者が正義」「報酬の高さが自分の価値」と割り切る。
極端だろうと、このブレのなさ、この芯の通った潔さが最高に気持ちイイ。
古美門だっておそらく新人の頃は、黛のようにできる限り正義の味方でいたいと思っていたはず。
それを貫き通せば今回登場の大貫先生のような人権擁護派になっていたかもしれないし、
それはそれで素晴らしい弁護士さんだとは思うのだけど、
弁護士としての有能さだけに着目すると、やはり古美門に軍配が上がるのかも。
役者陣のカツゼツの素晴らしさもさることながら、脚本が本当に面白いです。
というか、古美門にあんな風にたたみ掛けられたら、一発でオチる自信があるわたくし。
いちいち納得しすぎて全く反論できないっす。完全に丸め込まれております。
それに丸め込まれることなく「いつか倒す」と宣戦布告する黛もカッコよすぎです。
秀逸な小ネタもいっぱいでしたが、
一番笑ったのは、オープニングの黛のドロップキックの高さと角度の見事さ。
いつの間にあんな高いトコまで。
次回は足が蹴り出されるのだろうか。今からワクワクです。
ところで、肝心の「リーガル・ハイ」の意味がわかりませぬ。
調べたら「脱法ハーブ」の意味があったり(合法的にハイになれる、ということらしい)、
「ランナーズ・ハイ」のもじりではないか、と推測している方がおられたり。
古美門を見ていると、どれも一理ある気がしますが。
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