| 2012年03月15日(木) |
ファンタジー最高っすよ |
ファンタジーってなんでこんなに面白いのだか。
つい最近、ハリー・ポッター・シリーズの最終章となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」PART1とPART2の
ブルーレイをようやく買いました。(もうしばらくはこれ以上値下がりしないな、と思ったのでやっと決断)
本編はもちろん、本編以上の長さの特典映像が面白かったこと。
10年間続いたこれほどの超大作ファンタジーだと、メイキングにも見所がものすごく多くて、
シリーズ終了しちゃってるのに今さらこんなに興味持たせても仕方ないだろーに、なんて思ったり。
あと、WOWOWで「ナルニア国物語」も観ました。(まだ「ライオンと魔女」と「カスピアン王子の角笛」だけ)
これもやっぱり楽しいなー。
ビーバーご夫妻もアナグマさんもラブリーきわまりないですが、誇り高きねずみの騎士リーピチープが!
原作読んだ時から大好きでしたが、映像のリーピチープはそりゃ最高でしたわ。
イギリスという国は、ファンタジーの舞台に本当にぴったりですね。
そういえば「指輪物語」の作者もイギリス人でしたっけ。
これらのファンタジーにはドワーフやホビットやゴブリンといった「小さい人たち」が不可欠ですが、
ハリポタのメイキング観て驚愕しました。
海外にはこういう役を演じるために、「小人症」(様々な要因で身長が伸びない病気)の人たちだけが
所属する俳優プロダクションがあるのですって。
ハリポタのフリットウィック先生を演じた俳優さんがそのプロダクションの代表でいらして、
最終章ではそのプロダクションから60人もの方々が一度に出演なさったと。
ゴブリンがいっぱい働いているグリンゴッツ銀行のシーンですね。
ハーマイオニーがベラトリックス・レストレンジに化けて、グリンゴッツ銀行に隠してある
分霊箱を探しに行く場面。
あの場面にいた大勢のゴブリンは、幼児やCGなどではなく、正真正銘の小さいプロの俳優さんたちが
演じていらしたのです。
ファンタジー映画がこれだけ人気があるからこそ、「小さい俳優さん」への需要もこんなに多いのでしょう。
日本の作品では滅多に見ないですが。
ま、ドワーフとホビットとエルフと人間(「指輪物語」)の関係も、
ゴブリンと魔法使い(「ハリポタ」)の関係も、何かと問題が多くていつも良好というわけではないけれど、
そういうことも含め、とにかく人間も魔法使いも妖精も動物もその他の不思議な生き物たちも、
小さいのから大きいのまで、可愛いのからそんなでもないものまで、良いのから邪悪なのまで、
雑多にあたりまえに関わりあって壮大にお話が進んでゆく冒険ファンタジーというのが、わたしは大好きです。
登場人物の多様さに加え、独特の世界観や死生観もね。
「ナルニア国物語」のように明らかにキリスト教がベースになっているものもありますが、
ハリポタに登場する、ホグワーツにずっと留まっている幽霊と、幽霊にはならない死者との違いや、
死んでしまったダンブルドアが「キングズクロス駅」らしきところでハリーに語ったこと、
「指輪物語」のフロドの最後の場面の旅立ちなど、とても示唆に富んだ死生観が描かれていて、
それらも本当に面白い。
たぶんこれからずっと歳を取っていっても好きだろうなー。
むしろ、歳を取ってから理解できることもあるのだろうな。
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