| 2008年08月11日(月) |
8月11日付 本日のオトコマエ |
いやもう! 本日ぶっちぎりのオトコマエさんはやはり
北島康介選手でしょう!
本日の朝日新聞の夕刊に、前回のアテネでの金メダルからこの4年間の、北島選手の味わった
故障や挫折や、それを克服した努力の数々について書かれていたのだけど、
人はこうやって成長して素敵になっていくんだ、というお手本のようでしたわ。
アテネで金を取ったものの、TOPに立ってしまった者が味わう虚脱感、次々に起きる故障、
「やめたい」とグチをこぼして「やめたら」とスタッフに突き放されたり、
水泳を指導している子どもたちからも「なんで最近いい成績がでないんですか?」と尋ねられたり。
でもこの人はそれでクサルようなことはなかったのね。子どもたちから悪気のない質問を受けても
「子どもにまで言われちゃった」と苦笑しながらも、そんな子ども達から「すごくパワーを貰った」と言い、
金メダリストになっても「素直に努力をする」ことを忘れず、
金メダリストになっても率先して練習後のかたづけをし、
トレーナーからは「彼はいつもきちんとお礼を言ってくる」と言われ、
大会では仲間の応援のために声を枯らす。
だから「康介のことを悪く言う人をみたことがない」と言われているのだそうだ。
脳科学の勉強をしたり、「肩甲骨の間の筋肉」のような見のがされやすい筋肉まで鍛え上げたり。
そして見事に素晴らしい復活を遂げられたと。
うわー。カッコイイなー。
もう、絵に描いたようなカッコよさですよ。
ただのガタイの良すぎるやんちゃなおサルではなかったということですよ!
↑ ガタイの良すぎるルパン三世、とも言う。 ←どちらも言ってるのはわたしだけ。
「以前の自分とは違う。故障がなかったら今の自分はなかった。」
と、おっしゃっていたというのも素敵。
故障がなかったらもっと自分は凄くなれてたのに、と自分を納得させがちですが、
「たられば」でどんな言い訳をしようとも、どんな責任転嫁をしようとも、
すべてを受け止めて素直に努力を続けた者の前では、ただの甘ったれの怠け者ということですね。
それにしても「素直に人の意見を聞く」とか「素直に努力をする」ことの大切さを
一流アスリートを育て上げた指導者から聞くことが多くてちょっとびっくりです。
スポーツ選手の名前に疎いので誰だったかもはや覚えていないのですが、
何回か聞いているような気がするのです。基本なんだな。
以前、息子のひどい捻挫が、ゴッドハンドの接骨医A先生のおかげで驚異的なスピードで
回復したときも「A先生ってばどんだけ凄い名医なんですか!」みたいなことを申し上げたら
「いや。僕の腕じゃないよ。彼が素直だったから。こうした方がいいよ、と僕が言ったことを
彼が本当にしっかり実行したから早く治ったの。素直さって大事なんだよ。」
と言われたのを思い出しました。
自分はどれだけ素直さを持っているだろう・・・と、今ふと思った。
いくつになっても自分に必要なことは素直に受け入れる柔軟さを持っていたいっすね。
北島選手、本当におめでとうございます!
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