| 2008年05月08日(木) |
鞍馬・比叡より下山いたしました |
ご無沙汰でございます。
おかげさまでやっと、鞍馬詣でができました。
義経マニアであることを差し引いても、鞍馬のお山は素晴らしいところでした。
見上げると首が痛くなるような高さのご神木をはじめ、樹齢千年に近いような大杉が
お山全体を覆っていて、すうっと天に向かって伸びた姿が、青々とした緑が、本当に美しいお山でした。

鞍馬山を越えて貴船川へ下る道がけっこう険しいのですが、遮那王ゆかりの場所もあちらこちらにあるし、
そのたびに「遮那王さま♪」「鬼一法眼さま♪(遮那王に武術を授けた陰陽師・美輪さまが演じた)」と
感傷にひたっている間に貴船川に着いてしまったという感じです。

(義経堂)
貴船川も水流の豊富なとても美しい川で、水の音を聞いているだけでも癒される。
川沿いの街並みも、「千と千尋の神隠し」をちょっとを彷彿させるような色合い。
大満足の鞍馬〜貴船歩きでした。
で、翌日は比叡山へ。
いやいやいやいや! 比叡山って凄いんですね!
比叡山のお山そのものがとにかくデカくて、鞍馬山ってなんて可愛らしいお山なのだろう、と思ったほど。
ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、今では15分もかからず山頂に行けてしまうけど、
そんなものがなかった時代はどれほど別天地だったのだろうと。
鬱蒼とした森の中を歩いていると、その静謐で荘厳な空気が何もかも浄化してくれるような
そんな気持ちにさせてくれる素晴らしいお山。
そのお山のあちらこちらに点在するお堂も含め、お山全体がピシッと締まった空気に包まれているようで、
でもそのピシっとした中にいることが最高に安らぐというか、最高に気持ちが良いのです。

(荘厳さにそぐわない我が家の男たち)
連休中だからとにかく観光客も大勢いて、あちらにもこちらにもひしめき合っているのだけど、
そんな団体さんたちの喧騒にも負けないほどの、圧倒的な存在感と強さと包容力を持ったお山でした。
5月のお山はとても綺麗でしたが、あの杉の巨木たちを見ると、花粉の時期だけは絶対入れねえ! と。
でも、鞍馬山も比叡山も、きっとどんな季節でも素晴らしいんだろうな。
今井さんが鞍馬から貴船を歩いた時には、雪が降っていたそうですが(「翼の一片 Piece22」)、
晴天でもぜーはーしたあの足場の悪い山道を、雪の中歩き通したのかいっ! と、
意外なところで発揮される今井さんの根性に改めて驚いてみたり。
でも、歩きとおすだけの価値のある、素敵なお山です。
そうそう、鞍馬でも比叡でも、手水舎(てみずや)には必ず竜がいて、竜の口から水が流れていまして。
3日目に行った市内の清水寺にはいなかったから、これはお山限定なのかしらん?


そして当然、竜といえば滝沢さんを思い出すみーはーなのでした。
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