| 2008年01月24日(木) |
Endless SHOCK 24日昼 |
ようやく私の初日でございました。
前日23日昼公演が機材の故障で中止になってしまったということで、
この寒空に遠路はるばる、あるいは多忙の中、どうにか帝劇にたどり着かれた皆さま方はもちろん、
座長はじめカンパニーの皆さまがたの落胆や心痛は、察してなお余りあるものがございます。
ですが、これまで何度も申し上げているように、腹の据わった素敵なオトコマエたちは、
お仕事での(特に生のステージの上での)緊急事態の対処方法、態度、において、
そのオトコマエっぷりを上げこそすれ、がっかりさせるなんてことは全くございませんでしたから。
今回も、レポなど拝見しても、やはり座長は最高に座長らしい態度をとられたご様子で。
特にSMGOでのお詫びの速さと潔さと言ったら!
そこいらの政治家とかなんちゃら偽装した企業トップとか、
見つかった後でもなんだかんだ言い逃れしたり、末端の労働者たちに責任を押し付けたり、
自分の非を認めない姑息な奴らの鼻先に突きつけて朗読・暗唱させたいほどですよ。
座長としてすべてを背負う覚悟と、
作品への愛情、それに関わる関係者全員と客への心遣いが溢れた文面でございました。
座長がここまでオトコマエだから、帝劇の対応もこんなに早かったんじゃねーの?
と、大変に失礼なことまで思ってしまいましたよ。
普通、こんな迅速に振り替え公演の決定なんてできないと思いますもん。
素晴らしいオトコマエは確実に世界を変えていってくれるのです。もちろん良い方向に。
大倉くんも∞レンジャーでいいこと書いてくれてますね。ええ子や〜。
彼も色々な経験をしているのだな。
と言うわけで、昨日の今日ではありましたが、わたくし全く何の不安も抱くことなく帝劇へ。
楽しかった〜♪
消えることがわかっていても走り続けるコウイチに、今年もがっつり力をいただいてきましたよ。
メンバーも新鮮で最高じゃありませんか!
ヤラさんはとにかく大当たりですよ。なんだかもう色々と目を奪われちゃって大変。
サーモンピンクなオオクラ・オーナーは初々しいし、新しいリカちゃんも素晴らしい。
マチダさんは相変わらずらぶりーなキャラだし、ヨネハナさんはまさに座長の命綱として大活躍。
MADのにーちゃん4人も元気いっぱいでなんとも嬉しい。
ヤラさんは、ダンスも殺陣もコウイチとは明らかに系統が違っていて、
コウイチの後を追いかけるというより、ちょっと違う路線を行きたい実力派ライバル、という感じがすごくよく出ている。
特に殺陣は面白かったなー!
新感線でド派手で切れ味鋭い殺陣はいっぱい観てきたけど、ヤラさんみたいな殺陣を観たのは初めてだ。
ヒップホップな殺陣? ヤンキーな殺陣? なんと言ったらよいかわからないのだけど、とにかく新種。
NARUTOの時とも違う、ワル全開の華麗な二刀流。
タトゥーの肩もあらわな、野武士風お衣装もとても素敵でしたわ。
そうそう、オオクラくんは、長い槍持ってたから弁慶みたいになるかな? と思ったけど、こちらは普通だった。
オオクラくんの、めっちゃスタイル良すぎる忍者、みたいな風貌もとても素敵です。
ダンスシーンはやっぱりどれも大好きで、ヤラさんはもちろん、マチダさんもヨネハナさんも貫禄の安定感。
MADが一生懸命頑張ってる感じもすっごく好感がもてます。
彼らは翼の日生劇場でもそうだったけど、本当に表情豊かに、踊るのが楽しくて楽しくて仕方ない、
という風に踊ってくれるから、観てるだけですっごく嬉しくなっちゃうんだよね。
芝居にもちゃんと絡んでくれて、松崎さんは髪型のせいか、2階後方から観ても「頭がちょっとデカいよマツザキ!」
とツッコミ入れたくなる存在感で。4人とも、座長にもMAにもいっぱい可愛がってもらえよー。
ヤラさんは、あのヤラさんらしい踊りももちろん素晴らしいけど、お着物での和風の踊りも、
王子な座長が得意とするジャズ系も、それぞれをちゃんと分けて、全部きれいにこなせるのが本当に凄いな、と。
お着物での踊りもとてもきれいでびっくりしてしまいましたよ。
なんかすっごい楽しみだわ、ヤラさんのこれからが。
そして、「夜の海」でやっぱり涙ぐむばーさんひとり。
なんかねー。観るたびに浄化された気分になるのよね。素直に「がんばろ」って気分になる。
コウイチの生き方の真髄ここにあり、ですよまさに。
ここでのオオクラくんは頑張ってると思うわー。あの群舞にいきなり加わるって相当大変だと思うよ。
でも、コウイチの後ろで信頼できる仲間達が全員そろって踊ってくれてるという画が、本当に素敵です。
は〜。
SHOCK最高ですぜ。
カーテンコールでのご挨拶でも、座長は昨日のことに触れ、SMGOで書かれていたように
「止まってしまった時間を取り戻すよう全員で頑張っていく」
というようなことをおっしゃってました。
帝劇の神さま、千秋楽までどうぞよろしく。
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