| 2007年04月13日(金) |
久々に山下智久氏の言葉 |
毎日覗きに行ってるわけではないのだけど、
やまぴーのWEB日記はまとめてでも欠かさず読んでいるのです。
で、4月11日の第1337回に、また心を撃ち抜かれる素敵な言葉があって、
もう本当にこの男はなんて凄いヤツなんだ、と。
9日のやまぴーのお誕生日の日記も、それはそれは素敵だったけれども。
今までも、何度も何度も彼の言葉には感動してきたけどね。
2006年度WEB日記オトコマエ度ぶっちぎりNo.1に君臨する人ですから。(わたし的ランキング)
そしてまたこの言葉を、ここに載せられないのが非常に残念。
素敵なニュアンスが全然伝わらないのは承知の上で、
ものすごーく無粋ではありますが無理やり要旨を記載。
「今日は途中から雨が降ってきて、いつもだったら大嫌いな雨なのだけど、
昔より雨が嫌いじゃなくなったようだ。
嫌いじゃなくなるのに22年もかかったのか。
歳を重ねるにつれ、嫌いなものが減ってきている。
むかつくことや納得できないことはいっぱいあるけれど。
一生が終わる1日前には嫌いなものが全部なくなってたら幸福だね♪ ←これだけ原文のまま 」
4月9日に22歳になったばかりなのだよね。
自分が22歳の頃は、こんな素敵な感性は持っていなかったよ。
新入り社会人として、毎日テンパリつつ仕事をしていたとはいえ、
超多忙を極めるやまぴーほど夜昼なく働いていたわけでもないのに。
多忙を極める合間にふと降り出した雨に、こんなに素敵に自分を振り返れて、
こんなに大らかでゆったりした未来を語れるやまぴー。
彼より倍長く生きているのに、この言葉を読んで、
本当にその通りだと生まれて初めて思った自分はいったい。
好きなものもいっぱいあるが、イヤなもの苦手なものもまだまだいっぱいあって、
でもそんなものだと決めつけていた、いい大人の自分はいったい。
雨が降ってきて、イヤだな、と思う人はいっぱいいる。
でも、今日はイヤじゃないな、昔よりはイヤじゃなくなったかな、と思う人もいっぱいいる。
でも、そこで思考はストップしてしまうことの方が普通だろうに。
そこから、イヤじゃないと感じられるまで22年もかかったのかオレ、とか
そういえば他にもイヤじゃなくなったものが増えてきた、とか感じられる
心の余裕があり、そしてさらに、
「一生が終わる1日前には嫌いなものが全部なくなってたら幸福だね♪」
なんてトコまでさらっと行き着くなんて、
なんて柔軟ででっかい心を持つ男なんだやまぴー。
雨ごときに慣れるのに22年もかかったのだから、
他のものも全部好きになるには、たしかに一生かかるかもしれない。
いやいや、一生かかってもできないかもしれないからこそ、
人生を最後の最後まで使い切って達成できたら、
それはものすごくラッキーなことに違いない。
人生ナメてないよね。
まさに、地に足つけて毎日がんばってる人の言葉だよね。
人生を最後までやりとおすという覚悟のある人の言葉だよね。
で、特に大好きなのが「一日前」ってとこ。
「いつか」でもなく、「人生が終わるとき」でもない。
一生かかってもできないかもしれないけど、もしできるなら、最後じゃなくて1日前がいい。
そしたら、世界中の人、もの、自分におきるすべての事が全部いとおしくて大好きで、
そんな日をたった1日、最高に幸せに過ごせる。
なんてすばらしいご褒美!
きっと人間は、
そんな日がずーっと続いたら、それはそれでまた傲慢な人間になっちゃうんだよ。
ってことを、やまぴーはきっとあたりまえのようにわかっているのかもしれないよ。
だからたった1日でいいと。
やっぱすげー。やまぴーすげー。
言葉をものすごく選んだり文章をものすごく練ったりするわけでもなく(少なくともそんな形跡は感じられず)
ふつーに思ったことを、むずかしくないふつーの言葉だけ使って、
こんなにも心の奥までしっかり届けてくれる。
「愛」なんて言葉を1回も使わなくても、
自分をとりまくすべてへの限りない感謝と愛と、
自分の人生への責任をしっかり担う心意気が、ちゃんと伝わってくる。
言葉ってすごいな。
それをこんなにシンプルに使いこなせるやまぴーも凄いな。
こんなに凄い例があるのだから、
自分の気持ちがうまく伝わらないのを、言葉のせいになんかしちゃいけないよな。
っつーかむしろ、ぶっきらぼうに近い言い方しかできない人の強みなのだろうか。
よけいな言葉や、無駄に飾り立てた言葉がない分、本当にすーっと入ってくる。
言葉数が多いのは、核心を伝える上で逆効果になることの方が多い、ということを
自戒も込めて肝に銘じておきまする。
日記の言葉も好きだけど、この人のとつとつとした飾らないしゃべり方も、いつも大好きだ。
でも23万は肩代わりできねえ。(先週の「ほぼ100円ショップ」最高でしたよ!)
22歳なりたての男に、またも完敗。
でもめっちゃ感動的な完敗でした。
ありがとう、やまぴー。
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