| 2006年11月22日(水) |
『FAME』 11月21日 |
MAの皆さんがんばってましたよー。
去年も観たかったのだけどチケット取れなくて、今回ようやく観れました。
ミラコンであんなにガンガン踊っていたのがつい先日だった気がするのに、
すでにこんなに踊りも芝居も歌も盛りだくさんの舞台やっちゃってんだー、
と、かなりビックリ。
で、これが終わったらすぐにきんきさん冬コン&SHOCKのお稽古も
同時進行で始まるわけでしょ? すげーなー、MA!
一流のダンサー、俳優、音楽家を目指す若者たちが
超難関のニューヨークの芸術学校に入り、
4年間の学生生活の中で迷ったり悩んだり恋したりしながら、
それぞれの道を見つけていくという、映画にもなった有名なお話。
4人4様のキャラがぴったりハマっていて面白かったです。
熱くて動のやらっち(ヒップホップ番長)とヨネ(能天気なお笑い志望)に、
控えめで静のマチダさん(天才バイオリニスト)とアキヤマさん(古典好き演劇青年)。
MAメインの舞台を観たのは今年5月の「NARUTO」が初めてだったのですが、
その時にも、この人たちはお芝居には全く不安はないなー、と思ったのですよ。
ダンスやアクロバットがハイレベルで素晴らしいのはもちろんですが。
今回の「FAME」でも、それぞれの目指すものと現状とのギャップや
恋のすったもんだなどをとても繊細に演じていて、
エネルギッシュなダンス場面とはいい感じにメリハリがついていました。
かなり歌うし。全員がソロで歌う場面あるしねー。
当然、歌もお上手になられてましたよ。
でね、「NARUTO」の時も、
わたくしの大好きなヤラさんがそれはそれはハイテンションなキャラで
いやー、これは大変、と思って観ていたのですが、今回のタイロン君も
ナルトくんに勝るとも劣らないハイテンションで踊りまくり動きまくり。
(「タイロン君?タイソン君?どっちだっけ」と同行の友人に尋ねて
「それはこーいちさんと同じボケ方」と言われた。わーい♪ ←アホ)
でも、わたくし好みの素敵な声がセリフでも歌でも大変よく通って、
キスシーンもがっつり行くし(そこかよ)、大変良かったと存じます。
4人4様の恋愛模様がちゃんとあるんだもん。
当然全員にキスシーンがあった(ような気がするのだが)。
ひょっとしたら米花さんはなかったかも?(スマン、うろ覚え)
っつーか、最終的にお笑いコンビみたいになる米花さんの相手役の役者さんが、
女性なんだか男性なんだかずっと疑問だったのですが、
家帰ってパンフ見て、女性だったのだという結論にいたりました。
これがいかにもアメリカの青春群像劇っぽいと思うのだが、
アクションがやたらでかいし、感情むき出しな奴らが多いし、
会話するときの顔と顔の距離が異常に近い。
あんだけ近くでしゃべってりゃ、キスに行くのも簡単だよな、と思うほどです。
とにかく、ひと言で言うと「エネルギッシュ」。これに尽きる舞台でした。
で、ダンスのシーンは当然ヒップホップがメインで、
ストーリー上、たまにバレエのシーンが出てくるくらいなのですよ。
やらっちを筆頭にMAの皆さんがヒップホップが大変お得意だから、もちろん
ものすごーく迫力があって見ごたえがあるのだけど、
ずーっとヒップホップだとちょっと飽きる。
これはね、彼らがミラコンでヒップホップのみならず、
どんな踊りでも最高にカッコよくこなしてしまっていたのを堪能させていただいた、
客側の贅沢病かと思われます。
ヒップホップもカッコイイんだよ。ありえないような凄い動きするし。
でもさ、ミラコンでは動きにすべてストーリーがあるような重厚な踊りで、
エレガントだったりクールだったり和風だったりもしたわけですから。
そんなのをつい最近観たばかりだと、
ひょっとしてMAをこの「FAME」でしか観てない客がいるとしたら、
そのお客さんに「彼らができるのはヒップホップだけじゃないんですよ。
もっと凄いんですよ」と余計なお世話で説明したくなる気分になったりしたですよ。
ところで、カーテンコールでマチダさんの浮気現場を目撃。
演劇の先生役の赤坂泰彦氏にぴったり寄り添って腕を組んでみたり、
国語の先生役の杜けあき女史を追いかけたりしてました。 >チクったった!
でも、それに比べてこーいちさんに対しては、
数歩下がって黙って観てるだけ、あるいは触りそうで触れない(座敷童写真より)、
という状態であることから、
マチダさんの本気をあらためて感じたシーンでもありました。
マチダくん、きみの一途さはよーくわかっているよ。
そうそう、SHOCKのリカ役の田畑亜弥ちゃんが観劇にいらしてましたよ。
MAも多くの役者さんダンサーさんたちと共演なさってますから、
先輩後輩はもちろん、たくさんの方々が観に来てくれるといいっすね。
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