| 2006年10月31日(火) |
「mirror」横浜最終日 |
こぉちゃん!
前回と同じような書き出しで失礼。
でもこんな素敵なオトコマエに、何をどう言ったらいいのかわからなくて、
ただ、こーちゃん! と感無量で呼びかけるしかできなかったりいたします。
友人らのご尽力のおかげで(本当に心より感謝。救いの手をありがとうございました。)、
30日の2公演を観ることができたのですが、本当に本当に素敵なFINALでした。
ごめんよ。もうイタイくらいの大絶賛しかできませんよ。
「mirror」のアルバムの曲はどれも良質で素晴らしいけど、アルバム聴いた段階では
正直、全部が全部大好きというわけではなかったのです。
それがライブで聴いたら「あれ? こんなに全部大好きだったっけ?」ってくらい
全曲まったくハズレがなくて、自分のツボにぴったりだったということに
あらためて気づかされました。こーちゃんおそるべし。
だってさ、曲ごとに創り出される世界が本当に見事で。
歌声、音楽、動き、照明、映像など、可能な手段を総動員して
その曲の良さが最大限に生きるようにひとつの世界を作り上げるという、
光一さんのその手腕は本当に素晴らしい。
これはやはり舞台を作り上げることに長年関わってきた成果なのでしょうね。
で、そんな世界を味あわせてくれるのは、
客への最高級のおもてなしでもあるわけで。
あんなオトコマエに最高におもてなしされているわけですよ。
美しい星空付きの優しいバラードで、
めっちゃカッコイイ踊り付きのハードなロックで、
とても都会的で瀟洒なセンスあふれる素敵なポップスで。
1曲ごとの完成度が高すぎて、次の曲にいくのがもったいないくらい。
1曲ずつもっとひたっていたいのに、惜しみなくサクサク次の曲に行っちゃうのが
贅沢すぎて申し訳ないのでございます。
でね。
私は自他共に認める美形で低音の美声を持つカッコイイ男好き(主にサル系だが)ですが、
ただの美形には興味がない贅沢者です。
オトコマエな心意気を持ってなきゃイヤなのです。
そんな贅沢度をさらにアップさせたのはこーいちさんかもしれん、と、
昨日またあらためて思いましたよ。
だってこの人のオトコマエな心意気といったら!!
昼の部では
「このツアーには100人以上のスタッフが同行してくれている」
というお話から、
「ステージに立つ者はそういう人たちの想いも全部背負って
立たせていただいている」と。
で、ひと呼吸置いて一礼しながら力強く言い切ったよ。
「背負わせていただきます。」
カッコイイ。潔くてたまんなくカッコイイ。
今までだってずーっと、ものすごくいっぱい背負ってきただろうに。
客に見える部分ではもちろん、裏ではそれ以上に背負っているに違いない。
さらに、スタッフでも何でもない自分も、
いちファンとして思いっきり背負わせてきた自覚がございます。
いろいろなコトが起きるたびに、
「こーいちさんにお任せしておけば大丈夫な気がする」とか
「こーいちさんはこんな時でも投げないんだな」とか、
「こーいちさんがそう思ってるなら、わたしも安心してそう思える」とか、
具体例はありすぎて申し上げられませんが、きんきファンを続けるにあたり
いつもいつもひそかに頼ってきたのでございます。
そしてその信頼を裏切られたおぼえはいまだかつてございません。
これを男の中の男と言わずして誰を男と言うのか!
おぉー。アツくなってきたぞ。しずまれしずまれ自分。
そんなオトコマエな心意気で頑張りすぎるくらい頑張るばかりの人が、
あーんな可愛い顔してお馬鹿丸出しでMAといっぱい写真におさまっている様子がさ、
本当に微笑ましくて。
「学生時代に修学旅行に行けなかったけど、MAとツアーでいっぱい楽しいことしたり
お馬鹿なことしたりして、それを取り返した気分」
とか言ってるのを聞いて、心からヨカッタネー、と思う。
そして、そんな素敵な機会を光一さんに与えてくれたMAの皆さまにも、
心から感謝申し上げたい。ホント、この4人の技術面お遊び面のサポートなくして、
ソロの光一さんの公私にわたるこれほどの充実ぶりはなかったものと思われ。
光一さんがファイナルの最後の最後に
「僕が愛してやまない奴ら、MA!」
と紹介したのは、こんな照れ屋の光一さんには精一杯の、
これ以上ないくらいの愛情表現だったと思いますよ。
あと、印象的だった言葉はファイナルのアンコール後のご挨拶での、
「約束はできないけど、皆さんが期待してくれるなら、
またこうして(ソロとしても)会えることを願っている。」
あえて約束しないところに、客への誠実さと
大人の事情や仕事を知り尽くした人としての責任感を感じる。
「自分の曲はどれもノリがいいというわけではないのに、
会場がこんなに盛り上がってくれるとは思わなかった。本当に嬉しい。」
光一さんにとってはそんなに予想外のことだったのか。
良い曲揃えてくれましたもん。身体も勝手に動くというものです。
あと、言葉じゃないけど、何回目かのアンコールのあと、
挨拶しながら小さくガッツポーズしてたのが、印象的でした。
これ見よがしなのじゃななくて、自分だけで噛み締めるような
そんな小さいけど力強いガッツポーズが見えたのですよ。
いい達成感を味わえているんだな、と思えて嬉しかったです。
そしてダブルアンコールの「Deep in your heart」後、
「たーのしーいねー! もう、どーなってもいいね!」
と、ハイテンション通り越してトランス状態なのか? な様子で再び登場。
ちょっとロレツがまわってなかったですよ。
頭の血流がおかしくなってるんじゃないか、って心配しちゃったよ。
やっぱりカップ麺1個なんかでこんなに踊っちゃいかんよ。で、
「やっぱり僕はステージの上が大好きです。」
嬉しい。ファンはステージの上にいる光一さんしか観ることができないのだから。
そこを大好きでいてくれて、そこで一番力を発揮してくれることが、何より嬉しい。
できる限りステージに立ち続けてくだされ。
そしてまさかの選曲のトリプルアンコール。
「『僕は思う』を2年半前のオーラスに歌わされたが、今年は何もないと思ってたら、
バンドのマッキーズが『MY WISH』練習してきました!って。」
みんなが練習してきてくれたのに歌わんわけにはいかんでしょ?」
と、軽くウジウジ。さらに、
「前の『僕は思う』もそうだったけど、『MY WISH』も盛り上がる曲じゃないじゃん?」
と、さらに可愛くウジウジ。
「『MY WISH』で盛り上がれるわけっ!?」
と聞かれた客およびMA、そろってガッツポーズで「まかせろ!」アピール。
こんなかわいくウジウジして「やだなー」とかごねたあと、
潔く「マッキーズ! いつでもいいぞ!」と叫んで歌い始めました。
ええ。もちろん何箇所か歌詞まちがえつつ。
でも、以前聞いた時よりも、ずっと深くてイイ声になっていて、
歌もずっとずっと上手く(失礼)なっていたので、
とても素敵な『MY WISH』になってました。
そして、
「ここは帝劇じゃないっ! 帝劇じゃないっ! ああ怖ぇ〜」と
ジタバタしながらMAやマッキーズの皆さんに胴上げされ、
ただのファンと化した可愛いマッキーズに握手攻めにあい、
みんなに感謝の言葉をいっぱい述べたあと、
「サンキュー! ばいばいっ! また会おう!」
と消えてゆきました。
お疲れさまでした。本当に楽しかった。
あの素晴らしい映像の数々が早くDVDになることを強く願っております。
そうそう、「Addicted」で、鏡の間をすり抜ける光一さんを目で追ってるはずなのに、
いつも予想外の方向からいきなり生身が現れるのは、わたしが未熟者だったせいでしょうか?
3回観たのに3回とも騙されたまま終わってしまったよ〜。
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