今日のおたけび または つぶやき

2006年10月14日(土)  「JAILBREAKERS」


頭の痛いのはだいぶ治りましたー。

おなかはまだダメで、レトルトのおかゆなど食しております。

みなさまもお気をつけくださいませ。



仁くんの件では、昨夜急遽、本人の記者会見となったそうで、

今朝のワイドショーでちらと拝見しましたよ。

でも結局、あの曖昧な公式発表以上のことは本人も何も言いませんでしたな。



本人だけはいつも通り飄々としていたように見受けられましたが、

ウェブで発表された事務所のコメントもメンバーのコメントも

最大限の理解・円満・激励感を出そうとはしたが、もうこれがイッパイイッパイ!

みたいな空気がありありでございましたよ。

ともかく仁くんは新天地で、残った5人のかつんはこれまで以上に頑張るのですね。


光一さんもよく言うじゃないか。

自分たちの仕事は、明日はもうどうなっているかわからないと。

だから今を一生懸命やるしかないと。

だとしたら、ファンの心構えも同じってことだよな。


幸せなことにまだその姿や声を楽しむ機会が与えられているファンとしては、

「これまでありがとう。今もありがとう。明日は明日の風が吹く。」

という感じで、でーんと構えていないといけないのかもな。



さて、昨日の昼の部を観た「JAILBREAKERS」です。


期待以上でしたよ。


親友殺しの冤罪を着せられ

懲役15年を言い渡されて刑務所に入れられた銀平(松岡昌宏)

親友が死ぬ間際に銀平に託したお願いをかなえるため、脱獄を計画します。

その方法というのが、各刑務所からの選りすぐりのロックバンドが競演する

「ムショ・ロック・フェス」に出演し、その会場から逃亡する、というもの。


で、一癖も二癖もある囚人からメンバーを募り、銀平をリーダーとするバンド

「ジェイルブレイカーズ」がだんだん形になっていくのですが・・・



そんな脱獄をめざすお話を軸に、

親子の人情話あり、元カノとの再会あり、

囚人仲間との絆あり裏切りあり、

銀平をおとしいれた悪い刑事の暗躍あり、と絶妙なサイドストーリー盛りだくさん。



松岡くんが非常に舞台栄えしてカッコイイのはもちろんなのだが、

脇を固める役者さんたちが、本当に個性的で面白くて素晴らしいのですよ。



わたしのお気に入りは、

囚人なのに外部のものを何でも調達できる「調達屋の爺」(久保酎吉)と

お話の冒頭で死んでしまう、銀平の親友の京介(河原雅彦)


爺さんは凄腕の調達屋なのに、ほんとイイ感じの爺さんで、観てると和みます。

河原雅彦氏演じる京介は、冒頭に死んでしまうのだが、

幽霊になって話の最後まで何度も何度も登場して、

しかも、出てくるたびに違う女装(しかもキレイ。しかもすんごい華奢)



河原雅彦氏は、ふつーのスーツ姿の男だとちょっと貧相な感じがするほど細すぎて

あんまりカッコイイ男には見えなかったのだが(失礼)

女装すると、ゴスロリから60年代風からネグリジェから

昔のスチュワーデス風から肩出しドレスまでことごとくお似合いで、

しかもどんなメイクしても見事に女で、出てくるだけで可笑しくて可笑しくて〜。


この出オチの見事さは「Cat in the Red Boots」のヘンゼル王子(河野まさと)級かと。

今後さらに女装を極めていただきたいです。

なんでこの幽霊いつも女装なの? と思っていたけど、

その意味もちゃんと結末で明かされるのです。

ストーリー上、ちゃんと意味のある女装だったのですよ。



バンドにボーカルとして参加する女子刑務所の囚人、

(アン)役の篠原ともえちゃんは、

人形のように可愛いらしくて、いくら不良ぶってもなんとなーく育ちの良さが

出てしまう感じなのだが、歌わせるとさすがの迫力で素敵でしたわ。



そして脱獄は成功したのか!?

親友のお願いは叶えられたのか!?

銀平の冤罪は晴れたのか!?



どうだったっけか・・・?  ←オマエは徹底的にアホですか



ハッピーでちょっと哀しくてちょっと心温まる結末だったということは

保証いたします。




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