| 2006年05月30日(火) |
恩田陸&江原啓之&今井翼 |
この数ヶ月間、ひたすら恩田陸氏の著作を読み漁っております。
まずは図書館にあるのを全部読破するイキオイですよ。
今は十四冊目くらいで、まだまだ著作はいっぱいあるのですが、
全部読み終わっちゃったらどうしよう〜、楽しみがなくなる〜
と思うくらい。
恩田陸期以前は、逢坂剛期でしたが、その途中に
恩田陸氏にめぐりあってしまったので、
まだ逢坂剛全著作読破には至っておりません。
読書ってシアワセ〜。
おかげで絶賛ひきこもり中です。
でね、長編小説ばかりだったので、気軽に読めるものがほしくなって、
アイドル雑誌の立ち読みついでにちょっと目に入った
江原啓之氏の本を買ってみたのですよ。
「幸運をひきよせる スピリチュアル・ブック」
前も書きましたが、私の住むマンションの住人にやたら「見える」人が
多かったもので、江原氏のお話には全く抵抗がないのです。
でもわたし自身はまーーったく見えも感じもしないのですが。
「幸運をひきよせる」なんて、
お安いハウツーっぽい題名なのが気に入らなかったのですが、
「オーラの泉」がとにかく毎週とっても面白いのでついつい。
でね、結論から申しますと、ものすごく面白かった。
「人間はなぜ生きるか」を、こんなに簡単にわかりやすく教えてくれた本を
わたしは他に知らない。
あまりにわかりやすい&目からウロコだったので、
同氏の著書を速攻で8冊読破。
というわけで、恩田陸の合間に江原啓之という最強タッグな日々なのですが、
このおふたりの著書の内容が、不思議に素敵にリンクしておりまして。
江原氏の言う「スピリチュアルな世界観」がわかると、
恩田陸氏の描く摩訶不思議な世界のお話が百倍楽しい。
別々に楽しんでいたはずが、計らずも、
江原氏に恩田氏を解説してもらい、恩田氏に江原氏を解説してもらった気分。
この偶然の出会いは、わたし的に最近まれに見る感動でしたよ。
まさに「偶然は必然」。面白いなー。
で、さらにもうひとつのリンク先が、驚くなかれ今井翼氏。
滅多にその言葉を聞くことができない翼ですが、
彼が雑誌なり283なりラジオなりで、たまーにイイ事言うのです。
たまーにだし(そんなに強調せんでも)、ポソっとひと言だし、
別にイイ事言ってると思わない人には、全然何ともない言葉なのだけど、
わたしには「おっ つばさイイこと言うじゃん!」と耳に嬉しくひっかかる感じ。
そんなことが結構何回もありまして。
で、それが江原氏の著書の中にあった言葉だったり考え方だったりする。
ということは、恩田氏の小説の中にも見かける考え方だったりする。
でも、翼が恩田氏や江原氏の本を読んでいるとは全く考えられないので(失礼)、
これはきっと、お墓参りのときにお坊さんから聞いた「ありがたいお話」の
一部だったのだろうな、と推察してみる。
お坊さんは仏教で、江原氏はかつて神道の修行をしていたという差はあっても、
お坊さんが江原氏の本を読むのは不思議ではないからね。
いい話とかいい音楽とかは、きっといつでも誰の耳にも入っているのだろうけど、
それを「良いもの」としてキャッチできるかどうかはその人次第だそうだよ。
同じ話を聞いても、すごく感動できる人とそうでもない人がいるように。
翼が「イイ話」として無意識のうちにキャッチした内容を、
わたしも「イイ話」としてキャッチしていたのが、なんだかとても嬉しかった。
いわゆる「波長」が同じだった、ということだから。
かくして、恩田陸&江原啓之&今井翼 という、
きわめてマニアックではありますが、
並べられても困ります〜、と、言われるのも明らかですが、
っつーか、つばさくん完璧に異質ですが(重ね重ね失礼)、
わたし的に大好きな奇跡のトライアングルが成立したのでした。
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