せらび
c'est la vie
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みぃ


2004年12月22日(水) 片やこんなで、片やあんなで、人生とはつくづく不公平なものなり

今日になってすっかり温んできたけれど、実は昨日の天気のショックがまだ抜けない。我ながらなんとへなちょこな事だろう。とほほ。

そうそう、昨日の日記で言い忘れたけれど、実際の気温はマイナス11℃でも、体感気温はマイナス20℃との事だったので、外出を躊躇したのにはそういう背景もあった。それもこれも、みんな風がいけないのだ。


ところで今日は調べ物ついでに、同朋の同業者の皆さんのサイトを開拓してみたのだけれど、その中には同業も同業で、近々是非お近づきになりたいと思うような人のがあったかと思えば、随分ふざけた輩のにも出くわして、一寸気分を悪くした。

ワタシが日々これ程苦労しているというのに、そいつは小細工やら情報操作やらをしながら適当にやってみたら簡単に此処まで辿り着いてしまいましたよあははは、というような体験談を書いていて、しかも同じ事をやっている割には目指しているものは随分違うので、まあ価値観の違いと言ってしまえばそれまでなのだけれど、ワタシとしては随分遣り切れない思いで、くらくらする頭を抱え込んでしまったのである。

以前にも回りくどい言い方で分かり難く書いたが、ワタシはこの業界へ入ってくる時、様々な不手際と予期せぬ不都合の数々に見舞われたので、あの時もう少し知識があればとか、もう少し物が分かっている先達があってくれればとか、あそこでもう一寸まともな担当者に当たっていればとか、色々と歯痒く思う事が多い。

それなりに調査もして、人にも聞いて回り、持てる情報をじっくりと吟味した上で決断したにも関わらず、結果が余りにも予想と懸け離れてしまった所為もあって、暫くの間人生や将来に全く希望が持てなくなってしまった。あれは星回りが悪かった所為だと信じたい。あのような事は、これまでの人生でも稀に見るどんでん返しというか、挫折中の挫折である。

しかしこうして見てみると、同朋の皆さんの中には随分恵まれた状況にいる人も多いようだ。尤もだからこそ、そうやってウェブサイトに紹介したりなどする気になるのだろう。

彼らの多くは、入って来た当初からあれやこれやとお膳立てがなされていて、手助けをしてくれるスタッフやメンターにも恵まれ、あとは自分の力を発揮して課題に邁進するのみという、大変羨ましい状況を手に入れている。それらを読んでいくにつれ、ワタシの人生は一体何処で間違ってしまったのだろうと頭を捻らずにはいられない。

しかし先日来そうやって頭を捻り続けていたのだけれど、今回このふざけた野郎に出くわしてしまったが最後、ワタシはもうこのままでは終われまいと、恨みを晴らさねばという勢いで、俄然張り切り出している。

こんな奴でも出来るのだ。そして奴は、随分簡単だったよなどと触れ回るのに違いない。ワタシはこんな奴にすら負けてしまうのか。こんな誤魔化し野郎にまで。こんなに人生を舐め腐った野郎にまで、ワタシという人間の価値は及ばないというのか。


いいや、そんな事は許されない。そんな冒涜が許されてはならない。



許さないわよーーー!!!



と、コンピューターの前でぷるぷると拳を握り締める、独身女性ひとり。お陰様で、もう寒くは無い。


作業に戻るとする。


昨日翌日
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