せらび
c'est la vie
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みぃ


2004年10月30日(土) それ以外の手段を知らぬからとかの人を責めても始まらぬかと漸く気付く

「安上がりで美容に良い液体」其の二について書く前に、どういう経緯でこういう事に関心を持ち始めたのか、順序良く書かねばなるまい。

こういう関心は主に女性限定であろうと思われるが、若い頃と違って段々と肌が乾燥してくると、何かしら塗るものが欲しくなる。以前は高価な化粧品を取り揃えて、あれやこれやと塗りたくってみたりもしたのだけれど、そのどれも自分の肌に合わぬことに気付く。そして中にはおどろおどろした石油化学合成製品が多数含まれていて、要らぬ肌荒れを起こしている事も多い。(誤解の無い様断っておくが、ワタシに如何なる不出来が発見されようとも、それはあくまで不適切な化粧品の所為である。その筈である。) 

そういう事に関心を持ち始めたのは、実はここ最近である。それまでは知らずに使っていた色々の品々が粗悪品とは思いも依らず、寧ろ自分の身体の方が可笑しいのではないかと勘繰っていた。もう少し気付くのが遅かったら、自分を病人扱いして病院へ駆けつけ、更なる薬品の処方を待っていただろう。危ないところだった。

幸運な事に、ワタシは色々な不条理を経験した後、自分を悪者扱いやら至らない愚か者扱いすることを止すに至ったので、こうした身体的不都合についても、対応の仕方が随分変化した。手始めに、普段使っていたボディシャンプーやらシャンプーやらの構成物質について研究してみた。そのうちに、ワタシの身体がほぼ間違いなく反応を示すものの正体は、「ベタイン」と呼ばれる成分ではなかろうかという見解に達した。

これは石鹸などの製作過程で、時にグリセリンで反応を起こす人向けに代わりの物質として使われることがあるようなので、実際のところワタシには、化学的にこれが本当に元凶かどうか分からない。しかし、少なくともワタシが使ってみて、カユミや赤味などの不自然な反応を起こした製品全てに於いてこれが使われており、そうでなかった製品には含まれて居なかったところを見ると、少なくともワタシにはこいつは合わないものと思われる。

そうこうしているうちに、純石鹸(ピュアソープ)と出会う。

石鹸の話は長くなるので、つづく。


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