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聖書通読も歴代誌最後の章となりました。
その前に、３４章ヨシヤ王のことも見ておきたいです。
「彼は主の目にかなうことを行なって、
先祖ダビデの道に歩み、右にも左にもそれなかった。」
（３４：２）と書いてあります。
「ダビデの道」とはもちろんダビデ王のことで、
「罪を犯さなかった完璧な人」の意味ではないことを
覚えておきたいです。
ダビデはたくさん罪を犯しました。ひどい失敗も
しました。
けれど、いつも「主の心を求め」、自分が間違ったとき
には「へりくだって神様のところへ行く」人でした。
ヨシヤ王も、その「ダビデの道に歩んだ」のでした。
それで、またも偶像でいっぱいになった主の宮を
きよめ、偶像を打ち壊し、粉々に砕いて、
これを拝んだ者の墓の上にまき散らしました。
また旧約聖書の律法の書（おそらく申命記かレビ記）が
発見されたときには、
聖書が王の前で朗読されると「自分の衣を裂き」
ました。
神様のことばからあまりにもかけ離れて生活している
自分たちの罪に気づいたからです。
現にすでに北イスラエルは罪によって滅びています。
自分たちユダ王国も、偽物の神を拝み、異教の民の
道に歩み、平気で神の目を悲しませるようなことを
してきたからです。
そして、女預言者フルダによって、神のことばを
聞きます。
それは、「わたしを捨て、ほかの神々に香をたき、
彼らのすべての手のわざで、わたしの怒りを引き起こす
ようにした。わたしの憤りはこの場所に注がれ、
消えることがない。」ということでした。
ただ、主の前にへりくだったヨシヤ王については
「見よ。わたしは、あなたを先祖たちのもとに
集めよう。あなたは安らかに自分の墓に集められる。
それであなたは自分の目で、わたしがこの場所と
その住民にもたらすすべてのわざわいを
見ることがない。」と告げられます。
そのヨシヤ王のあとは、またも神様の目の前に悪を
行なって、民たちもそれに従って
ついについにバビロン捕囚へと向かって行くのでした。
今日の３６章にはこうありました。
「彼らの父祖の神、主は、彼らの元に、使者たちを
遣わし、早くからしきりに使いを遣わされた。それは、
ご自分の民と、ご自分の御住まいをあわれまれたから
である。
ところが、彼らは神の使者たちを笑いものにし、その
みことばを侮り、その預言者たちをばかにしたので、
ついに、主の激しい憤りが、その民に対して
積み重ねられ、もはや、いやされることがないまでに
なった。」（３６：１５〜１６）
聖書通読ガイド「きょうの力」にはこうありました。
「この痛恨の文字の中に、強く浮かび上がるのは、
神の熱意です。私たち人間の救いに対する神の熱心は、
いかばかりなものでしょうか。
この神の熱意は、私たちの学ぶべき模範です。
はたして、私たちは、神のように人の霊魂を追求し、
「しきりに」悔い改めを勧めているでしょうか。
あなたはすでに天国はいかなる所であり、地獄が
いかなる場所であるかを知っておられます。
私たちの責任は、救われた者として、
「しきりに」人々の関心をかき立てることです。
あのロトのように「立ってこの場所から
出て行きなさい。
主がこの町を滅ぼそうとしておられるから」
と叫ばなければなりません。
それこそ、運命の日が上る日までに
（創世記１９章）」
2023年02月16日(木)
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