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聖書通読はヒゼキヤ王の時代に入りました。
前に見たように、ヨシャパテ王が神を信じつつも
方向違いの人への寛容さを示して、神を1番とすることを忘れ、
偶像を拝む王と協力し合い、同盟を組んだため、
その父を見て育った子、ヨラムは、完全に「イスラエルの王たちの道」に
歩むようになりました。（金の子牛を拝んだりすること）
またアハブの娘を嫁とし、主の目の前に悪を行ないました。（２１：６）
また、２８章のアハズの時代になると、彼もイスラエルの王たちの道にあゆみ、
そのうえ、バアルのための鋳物の像を造ります。
そればかりか異教の民の、忌み嫌うべきならわしをまねて、
自分の子どもたちに火の中をくぐらせました。
ずっとその意味が分からなかったのですが、最近やっとその意味が分かりました。
人間はなんて罪深く、あくまで自分中心で神様の目を悲しませて来たことでしょうか。
そして、ヒゼキヤ王の時代になって宗教改革、宮きよめが始まります。
２９章でヒゼキヤ王は祭司とレビ人たちに向かって言います。
「レビ人たち。聞きなさい。今、あなたがたは自分自身を聖別しなさい。
あなたがたの父祖の神、主の宮を聖別し、聖所から忌まわしいものを出してしまいなさい。
というのも、私たちの父たちが不信の罪を犯し、私たちの神、主の目の前に悪を行ない、
この方を捨て去って、その顔を主の御住まいからそむけ、背を向けたからです。
また、彼らは玄関の戸を閉じ、ともしびの火を消し、聖所でイスラエルの神に香をたかず、
全焼のいけにえをささげることをしなかったからです。
そこで、主の怒りがユダとエルサレムの上に下り、あなたがたが自分の目でみるとおり、
主は彼らを人々のおののき、恐怖、あざけりとされました。
見なさい。私たちの父は剣に倒れ、そのため、私たちの息子たち、娘たち、妻たちは
とりこになっています。
今、私の願いは、イスラエルの神、主と契約を結ぶことです。
そうすれば、主の燃える怒りが私たちから離れるでしょう。
子たちよ。手をこまねいていてはなりません。
主はあなたがたを選んでご自分の前に立たせ、ご自分に仕えさせ、ご自分のために、
仕える者、香をたく者とされたからです。」（２９：５〜１１）
ヒゼキヤ王は、自分たちにとって大切なことは、
軍を強くすることでもなく、武器をもつことでもなく、
畑の収穫を増やして財を得ることでもなく、
「神を礼拝すること」「神を神とすること」
であると分かっています。
そして宮をきよめ、汚れたものを宮からすべて取り除き、ギデロン川で捨て去りました。
新約の私たちにとっては、
自分自身が、聖霊の住まわれる神の宮、神殿であることを知っています。
聖霊に教えられ
神様を悲しませる自分勝手な様々な罪が自分の中にもあることを認め、
それを贖ってくださる十字架の主に、その罪をお渡しし、
ただ救い主を拝する者であれますように。
「自分のそむきの罪を隠す者は成功しない。
それを告白して、それを捨てる者は、
あわれみを受ける。」
（箴言２８：１３）
2023年02月10日(金)
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