近所のスーパーまで自転車で買い物に行った。 ボーっと考え事をしながら駐輪場にもどった時ガシャンと。 やっちまった。 隣の自転車2台倒しちゃったよ。
他人様の大事な自転車を倒してしまったということで激しく動揺している俺。 傷とかつけていたらどうしようとか軽いパニック状態。 とりあえず起こそうと自転車に手をかけるも2台が絡まっている。 最悪!
絡まってる2台を離そうと苦戦するも離れない。 とそこへ「手伝いましょう。」と見知らぬおじさんが。 俺と違ってきわめて冷静なおじさんは自転車を持ち上げながら俺に的確な指示を送ってくれる。 そこからじゃ抜けないからもう少し右へって感じ。 自転車をずっと持ち上げていて手が疲れないかなぁとか時間をとらせて申し訳ないなぁとか余計なことを考えてより一層まぬけなことをする俺。 辛抱強く指示してくれるおじさん。 おかげで自転車は見事に分離できてめでたし、めでたし・・・のはず。 おじさんに丁寧にお礼を言って駐輪場をあとにする。
親切な人がいるよなぁと感謝。 ただなぁと自分のことを考えて欝になる。 パニックになって冷静な判断ができなくなっていた自分はなんて情けないんだろうと。 見た目が非力に見えるからおじさんはみかねて助けてくれたのかなぁと思ってしまう。 自分でなんとかしようと思わず全面的におじさんに頼っていたその時の自分の甘えを嫌悪してしまう。 心の半分は親切な人に感謝、残りの半分は自己嫌悪・・・でしたとさ。
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