書泉シランデの日記

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都民響の公演
2006年04月16日(日)

都民響の公演を聞きに行きました。授業参観気分です。

本日の聴衆は後援会関係者を除き抽選ご招待。文化会館が満席だとはいわないものの、9割近く埋まっています。しかも普段コンサートに通いなれているとは思えない年配の人の姿が目立つのは、50年以上の無料公演の成果なのかもしれません。東京にはいくらもオケはあるし、海外からも一杯来るし、どうせ聞くなら何もアマオケじゃなくても、と思いがちですが、誰もがチケットを買えるわけでもありません。

それを思うと、アマオケとはいえ、身内ぼめの世界に陥らないで、お客さんに来ていただけるようにするのはとても大事なことだというべきでしょう。もちろん演奏の傷はいくらも指摘できるのですが、チャリティー臭はもとよりありませんし、聴衆の多さという緊張感も生まれます。本当なら都響あたりに予算をつけて、都がプロによる無料公演を実施するべきだと思いますが、石原都政はまるっきり逆行しているので、ここは企業の寄付金集めに回ってもアマオケに頑張って欲しいものです。

本日の出し物は「ばらの騎士」組曲(R.シュトラウス)とバレエ組曲「火の鳥」(ストラヴィンスキー)。後者は私の好みではありませんが、よく健闘しておられました。前者はう〜ん、クライバー×ウィーンフィルのイメージが強いんですよねえ。次回はブルックナーにワーグナーだとか・・・たまにはほれ、ブラームスとかベートーヴェンとか、アマオケの定番曲も聞いてみたいものです。




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