書泉シランデの日記

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テラ銭は公共事業費
2005年11月03日(木)

あ、日付が変わってしまいました。
もう寝なくっちゃ。

今日も古今集・新古今集がらみの講演を聴いて、学生時代の不勉強を補った。でも、聞きながら、学生のときなんて、絶対話のツボがわからないわよ、と思う。それが学生のとき分かった人は、会場で壇上にいる人なのだ。
(けど、壇上の人も時に口が勝手に暴走していたなあ、ふふふ・・・)

もちろん今日も中高年。あんまり高校の先生とか来ないんだよね。本当は一番来たほうがいい人たちなのに。

歴史の人が文学を見る目は面白い。

今日の話で一番印象的だったのは、後鳥羽上皇が宋銭をかけて連歌をやって、現在の貨幣価値で20万だか勝った話だ。そこから始まって、橋だの湊だのの傍にはお寺があって、そこで連歌をやる(ここまでは資料の裏づけあり)、おそらく賭けたに違いない、でテラ銭は、橋や湊の管理をするお寺が公共事業費に使ったのではないか、という仮説。裏付けられる資料の発見に期待したいです、はい。

歴史の人の話を聞くと、古今集の仮名序の「天地を動かし、目に見えぬ鬼神をも哀れと思はせ」という一節も虚飾じゃなくて、「やまと歌」は立派な行政手段じゃん、と思ってしまう。

思い切って佐倉の歴博にも行って見ますか。ただ券もらっちゃったし〜。



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