東京オペラシティ友の会サービスである。去年は広上さんと東フィルのリハーサルに避難訓練付きだったけれど、今回は小澤征爾とオペラ塾の若い人のオケである。 電話かけの日を忘れていて、遅くなり、席が後ろだったのはちょっと残念。小澤さんがオケに出す指示の声がよく聞こえない。思いのほか、細々と指示を出していたのは、勉強中の人が多いオケだからだろうか。口調はずいぶん優しげであった。指揮台から降りて、指揮をしながら後ろのほうまで歩いて指示をしているのは、まさに「先生」。先生のこだわりは拍の打ちかたにあると見た。 リハーサル曲はベートーヴェンの7番。「セヴィリアの理髪師」のリハだっていうから申し込んだのに、セヴィリアは全くなし。これは期待はずれ。 ベートーヴェン7番は以前、バレンボイム×ベルリン・シュターツカペレで聞いた時の、音の嵐のようなフィナーレが忘れられない。それを思うと、今日のは粘っこいくせに軽くて、「え、大丈夫なのぉ?」 でもまあ、きっと大丈夫になって、crispな若々しいベト7に仕上がるのでしょう。その結果は来月の本公演で聞きたいものです。(私は聞く予定なし) 小澤征爾って思えば、ウィーンの音楽監督なんだわね・・・今日は運動靴はいたオジサンでした。髪の毛、ちゃんと刈ったほうが涼しいし清潔だろうに。
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