書泉シランデの日記

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ご進物用バッタ
2005年09月10日(土)

急遽、庭のバッタを捕獲して、小学生に進呈することになった。
「秋の虫?精霊バッタでよければ、庭にいるよ」と安請け合いをしたが、犬がいなくなって以来、用もないのに庭へは出ないし、いざとなると、はて、どこにいただろう?

しかも物置をみても捕虫網などない。かごもない。

しょうがないので、台所のザルを持ち出し、犬が用足しをしたとおぼしきあたりにしばしたたずみ、辺りの草々を見回す。こうしているときにバッタやカマキリをみかけたのだ。

見回すことしばし、やはりいた。精霊バッタだ。ぽいっとザルをかぶせて捕獲。ちょろいもんである。それとも、庭のバッタはこれまで保護されこそすれ、捕まえられるなんていうことがなかったからかもしれない。

もう一匹、と思ったけれど、だんだん面倒になり、ひしばったじゃ子どもが喜ぶはずはないし、何匹の約束まではしていないからまあいいかと思い、その一匹を草とともにこぎれいな瓶にいれ、ガーゼでフタをしてご進物用に整えた。

かなへびに接近遭遇。犬のいない今、生き物の楽しみは庭に巣くうものたちだ。

あげは組、犬がなくなるころにまた産卵があり、8匹くらい孵っているのは確認していたが、今日見たら、うち3匹は終齢幼虫になっていた。当然のことながら葉脈だけになった葉も出てきた。ここらで鳥の登場があると、一掃されるわけだが、季節は秋、子育ては終わった。なんとかさなぎになれるかもしれない。が、今年度最後のあげはか、あるいは、来年までさなぎのまま越冬か。



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