書泉シランデの日記

書泉シランデ【MAIL

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生身の人こそ何よりの教材
2005年06月15日(水)

「グローバル・ランゲージとしての英語の功罪」という話をしていたら、職場のオヤジが噛みついてきた。「『英語の功績』ではないか、グローバル・ランゲージの英語に罪なんかないでしょう?え、どこにあるんですか?」と偉そうにいうので、モグラ叩き並みに速攻で叩いてやった。

「英語がその経済力で世界を席巻することで、文化の結実であるマイノリティーの言語を絶滅に追いやるんですよ、非英語国民が英語の提灯持ちばかりしていていいはずがないでしょう」といえば、
「小数民族の言葉なんてしょせんそれだけのこと・・・」と抜かす。
すかさず、別の人が物事を立体視できる能力云々、と叩く。

英語母語の環境に生まれるか、そうでないかで不平等が拡大する、ともう一発打ち込んでやろうかと思ったが、このオヤジ、60近くなって、いまだに某県立高校の実力テストにおける自分の点数を自慢したり、英検1級を誇示したりするばかりか、卒業大学を二言目には口にする(同じ大学を出ている私がどれほど迷惑しているか)。その程度の男だから、いったところで、英語が出来る=えらい、という図式から逃れられないだろうと思い、終わりにした。

視野の狭さと最近の言説に対する無知蒙昧ぶりに呆れたが、彼はいつも呆れさせてくれる。前職が銀行員で、それも自慢の種。細かい(くだらない)数字の操作が大好きで、いじくりまわして、パーセンテージを上げることがほとんど生きがいの領域に達している。・・・銀行が公的資金を導入するという破目に陥ったのがなぜか、このオヤジとつきあうと、どんな教科書よりよくわかる。そんな男を押し付けられている私の職場もひどいもんだが。



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