書泉シランデの日記

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外国で年をとるって・・・・
2005年04月29日(金)

大昔、アメリカで過ごしたとき、お世話になった方(日本人)が本を出した。別に初めての本ではないのだが、いわゆるアメリカ生活もの。もう30年以上、あちらで専門職につき、家庭を持っている方だから、それだけで立派なもんだと思うが、どうも「アメリカでこんなに素敵な生活しているんだよ〜〜」という自分語りがしたくてしょうがないらしく、出版を喜んであげるより、なんか哀しい感じ。

週末にホースライディングを楽しんだり、自分のボートで釣りを楽しんだり、とアウトドア満喫なことはわかるけれど、それって、その土地でそこそこの収入のある人なら、望めば誰でも出来る暮らしじゃないか、と思うのだ。彼が渡米した30数年前じゃあるまいし、いまどき、アメリカ暮らしの報告って時流に遅れているよ、という浦島太郎的哀しさも感じれば、自分の成功を日本人に認めてもらわないと安心できないのかしら、という同情に似た哀しさも覚える。

彼は前にも2冊ばかり、アメリカ生活ものの本を出している。いずれもさほど評判になることもなく終わった。出版社はだんだん小さなところになった・・・ご本人がとてもイケメンおやじで、素敵な人であるだけに、私は何か悲しくってさ。外国で年をとるって難しいことなのね。本当は凱旋して故郷に錦を飾りたかったのかなあ。



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