書泉シランデの日記

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私、もう十分読みました・・・
2005年03月24日(木)

大佛次郎好きの知人がまたしても彼の小説を貸してくれた。

今月初め頃に書いたかと思うけれど、私はやっぱり作風が好きじゃない。立派な考えの持ち主だと思うし、それを好む人の健全さもよくわかる。沢山の人が大佛次郎的倫理観でもって毎日を送ったら、この世はすみやすくなるだろう。でもね、私が小説に求めるものは大佛次郎の作品の中には見つからないのだ。

せっかく貸してくれるのに、そして、彼女がファンだって百も承知なのだから「ツマラナカッタ」とはいえない気弱な私。とにかく極力褒め言葉を押えてお礼だけ言っているのだが、それではまだ不十分なんだろうか。ここは一つ嘘をつきまくって、褒めあげて、私もシンパよ、といえばいいのかしらん。

でも、それも不誠実だし、さりとて、現状のままでも結果は裏切っていることになる。だけど、なんで私がここで自己嫌悪にかられねばいかんのよ??

私とて、自分から読みたい本はたくさんあって、順番待ちの本の山がないわけではない。でも好意で貸してくださった本はその順序を飛び越えて、実際読みたくないのに、読む破目になる。これで6冊目。3,4、5冊目をまとめて返したときにこれでオワリ、と思ったのになあ。

この気の弱さが墓穴を掘っている。

関東の人には関西風の遠まわしな拒絶がまるで通じない。人生の半分以上東京にいることになるが、こればっかりは本当に困る。



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