書泉シランデの日記

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得手不得手、しょうがないでしょう
2005年02月08日(火)

久しぶりのバイオリンで、いつもどおり先生にご面倒をかける。先生のレゾンデートルは私にお任せください。モーツァルトの様式感ってのは厄介ですな。私は客席で十分でござんす。私の後に来たのが、伸び盛りの4年生くん。一緒にデュオをやらされました。「おにいちゃんじゃなくてごめんね〜、おばちゃんだからお手柔らかにね」と低姿勢で臨む。少年、素直に「うん、わかった!」そんなに明るくいうなって!ますます自信なくすじゃないか。惻隠の情も覚えなさいよ。(注:少年はこのデュオをうちの息子とひくのが好きなのです。)

ひいている途中に彼のママ=ピアニストさんが来て、ますます緊張。人には得手不得手があらあな。ともかく、この教室は生徒どうしが大変仲がよろしくて、不思議なくらいです。私は音楽的貢献ができないので、発表会の案内状作成とか子どもの記念文集の編集とか、そんなことでお茶を濁して長いこと在籍し、たぶんそれがために、先生も破門できないのでしょう。

不得手といえば、午前中はエクセルにデータを打ち込んで、整理するのにおおわらわした。これも大の不得手である。こと、数字となると、必ず間違えて、間違いを修正するうちにさらにミスを複雑化させてしまう・・・ツライです。数字の羅列をみると、それが二桁だろうが一桁だろうが、頭がフリーズします。でも、正しく入力さえしておけば、最終的にきれいに整理することには、夫の手伝いが期待できるので、今日は一生懸命頑張ったのでした。

シューベルトの交響曲第3番♪でちょっと癒されたかな。これがひどく田舎くさい曲(第一楽章)なんですね。ムーティーの盤は前から持っていて、なんということなく聞き流していたのだけれど、今日、クライバーで聞くと、ものすごくオーボエが印象的=お百姓さんのお祭りみたい。どっちが、というと、この土臭い躍動感溢れるクライバー×ウィーンフィルが面白いんでしょうね。ムーティー×ウィーンフィルは上品、上品。でも、曲全体はどうもぱっとしなくて、そのあとの未完成が始まって、あ、終わったんだ〜って気がつくような感じ。(CDは両方とも、その次に「未完成」です。)





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