Emiの日記
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始発電車→→→2006年04月16日(日)
母と二人、始発の電車に乗って東京へ向かった。
一応喪服も荷物に入れてあるので、荷物はトランクにつめた。
母の留め袖が型くずれしないように、ターコイズブルーのトランクに。
端から見れば、親子で海外旅行にでも出かけるように見えるだろう。
鎌取のホームで電車が来るのを待っていると、四月なのに風がまだ冷たくて、高校受験で都内の私立女子校を受けたときに朝早く母と二人で電車を乗り継いで行ったのを思いだした。

七時過ぎの新幹線のぞみに乗りこんだところで、おじちゃんから母に電話があった。
おばあちゃんがいよいよ危ないらしい。
それでもわたしは、五月の朝日レガッタは一緒に行くんだ、だから頑張って、なんて思ってた。
けれど、新幹線が京都に着く前に、おばあちゃんが亡くなったと連絡があった。

いとこのゆりちゃんとあやちゃんと合流して、四人で鶴の里に向かった。
おばあちゃんは、座敷(むかし、ひいおばあちゃんの部屋で、今は客間になっている)に布団を敷いて、そこに本当に眠るように横たわっていた。
布団の頭の上に置かれた小さな祭壇や、ドライアイスで顔のサイドを覆った白い布などがなければ、寝ているとしか思えない。

今にも目をあけて、「寝てたわ」と言い出しそうな穏やかな顔なのに、どんなにみんなが呼びかけても、もう目をあけてはくれない。

泣きました。

泣いてもしかたないのだけれど、泣かずにはいられませんでした。

とても可愛がってもらったのに、全然おかえしできなかった。


この数年は、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、わたしの四人で旅行をしたりもしたけど、もっとこれからいろんなところへ行こうねって言ってたのに。

2005年04月16日(土) 一年ぶりに友人と
2004年04月16日(金) 足いたい


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