あたたかなおうち



 スーパーマン

何度受け取っても、私はこの瞬間が好きでたまらない。
封筒には見慣れた文字で私の名前が綴られている。


俺は華が思っているほどスーパーマンではないけれど
華が側にいてくれれば、すごく頑張れるし
何でも出来るスーパーマンにだって
なれるような気がしています。



祐ちゃんはもう隣で本を読み始めている。
私は祐ちゃんの頬にキスをする。


華のことは、俺が幸せにします。

二人であったかい家庭をつくって
いつまでもいつまでも仲良く暮らしていきましょう。

愛しています。



手紙に見入っている私に、
今度は祐ちゃんが長い長いキスをする。

2005年11月23日(水)
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