Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1第17戦日本グランプリ予選
2006年10月07日(土)

 2007年F1第17戦日本グランプリ、20年に渡る鈴鹿での日本グランプリの歴史にひとまずピリオドを打つ記念すべきグランプリの予選でポールポジションを獲得したのは、フェラーリのフェリペ・マッサ。マッサがポールポジションを獲得したのは、彼が初優勝を果たした今シーズンのトルコグランプリに続き2度目。そして現時点でルノーのフェルナンド・アロンソとポイントで並び、優勝回数の差でチャンピオンシップ首位に立っているミハエル・シューマッハも僅差で2番手に就き、フェラーリがフロントローを独占する結果となった。

 そして2列目は日本勢のトヨタのトゥルーリとラルフが獲得。ここ日本で上位4台ブリヂストンタイヤ・ユーザーが独占した。その後ろ3列目はルノーのフェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケラ。4列目にホンダのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロと続き、入賞圏内のグリッドは綺麗にフェラーリ、トヨタ、ルノー、ホンダで並んだ。優勝を狙うアロンソにとっては、トヨタの2台が前にいるというのは脅威になりそうだ。

 フェラーリは昨日のフリー走行から好調さを見せていた。特にシューマッハは今日の午前中のフリー走行セッション最後に、昨年優勝したキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)の持つコースレコード1分31秒540をただ一人凌駕する走りを見せた。昨年までのV10・3リッターエンジンでマークされたコースレコードを、今シーズンからのV8・2.8リッターエンジンのマシンで更新するというのは驚異的なことであることは言うまでもない。シューマッハが記録したタイムは、セッション終盤までタイムシートのトップにあった弟ラルフの1分31秒863を実に1.210秒も短縮するものだ。それほどフェラーリはこの2日間、絶好調であるということだ。

 ポールポジションを獲得したのはマッサの方だったが、チームメイトのすぐ後ろ2番手のポジションを得たランキングトップのシューマッハに、これまでのところ死角は存在しない。明日の決勝でシューマッハが優勝すれば、仮にアロンソが2位フィニッシュしてもシューマッハが2ポイントリードして最終戦ブラジルグランプリに臨むこととなり、タイトル争いではシューマッハが非常に有利であると言えるだろう。

 明日の決勝で、タイトルの行方は大きく変化することになるだろう。



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