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■ 「ターミナル」と「ヴィレッジ」を観る
2005年07月18日(月)
今日はビデオレンタルで借りてきたスティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の「ターミナル」と、「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」で知られるナイト・シャラマン監督作品「ヴィレッジ」を観ました。
「ターミナル」は、ある国からアメリカにやってきた主人公(トム・ハンクス)が、祖国の突然のクーデターによって一時パスポートが無効となってしまい、空港から出ることも祖国に帰ることもできない無国籍状態になってしまうお話。彼はある約束を果たすためにアメリカへとやってきたのですが、クーデターによって祖国が消滅してしまい、失意のまま言葉の通じない空港での生活を余儀なくされてしまいます。しかし、空港での生活を続ける中で、主人公は様々な人々と交流し、その温かい人柄によって人々の心と通い合っていきます。 この映画はスピルバーグが描いた心温まるヒューマンドラマなのですが、興行成績は今ひとつだったようです。まあ、舞台はすべて空港の中だけですし、特にアクションやら破壊やら派手なシーンも一切ないので地味と言えば地味ですが、やっぱりスピルバーグの映画は心温まります。スピルバーグの作品が苦手だという方は多くいらっしゃいますが、僕に言わせれば、どうして苦手なのか理解に苦しみますね。ま、僕はストーリーにのめり込みやすく、登場人物に感情移入しやすいガキなんでしょうねきっと。でもそのおかげで映画を十分楽しむことができますけどね。
「ヴィレッジ」は、とある森の奥にある小さな孤立した村を舞台にしたホラー。村の住人たちは森の奥に魔物が棲んでいると皆恐れているものの、その“森の住人”とは契約していて、村の人間が森に入らない限り、森の住人も村に入ってくることはないと信じられています。ところが、ある事件がきっかけでその契約は破られてしまい、森の住人は村に侵入し、村の人々は恐れおののいて家の地下に身を隠します。 この映画では、この森に棲む魔物の正体はいったい何なのかというのが最大の謎になってきますが、その意外な結末はなかなか面白かったです。ナイト・シャラマン監督はこれまで「シックス・センス」では霊感、「アンブレイカブル」では不死身の肉体、「サイン」では地球外生物といった非科学的なものを題材としてきましたが、今回は前3作品とはまた違った切り口で観る者の恐怖心をあおっているのが興味深かったです。
で、このシャラマン監督、実は自分も目立ちたがり屋なのか結構ナルシストなのか、必ず監督自身も映画のどこかで脇役として登場してたのですが、今回もやっぱり登場していました。
皆さんもシャラマン探しをしてみてはいかがでしょうか?
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