Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 梅澤春人「カウンタック」
2005年05月21日(土)

 やべえ、僕のクルマ好きをくすぐる漫画が……。

 仕事の帰りにコンビニに立ち寄ったら、梅澤春人の「カウンタック」という漫画の2巻が置いてあったので、手にとって読んでみると、主人公がカウンタックに乗って峠でバトルを繰り広げる漫画だったので、ついつい買ってしまいました。その後本屋さんへ行って、1巻も買ってしまいました。

 ストーリーを簡単に説明しますと、主人公の空山瞬は、何ヶ月もかけて口説いたアパレル系OLにアッサリ振られてしまいます。その後、仕事も私生活も上手くいかなく自暴自棄になっていた瞬の元にある日一通の手紙が来ます。送り先は25年前の自分。その内容は25年後の、今現在の自分へ宛てた手紙だったのです。
 「社長になり、当時の夢であったカウンタックを購入して乗り回している」そんな純粋だった頃の自分の夢をもう一度変えようと瞬は奔走します。もう一度、あの頃夢中になっていたカウンタックを手に入れる為に。しかし現実は甘くはありませんでした。仕事が終わったら夜はガードマンや工事現場でバイトをし、せっせとお金を貯めますが、雑誌やインターネットで売り出されているカウンタックは、どれも数千万円。資金が全く手に届かず途方にくれていた瞬は、「カウンタックを譲ります」というHPを見つけます。
 このHPの主というのが、変わり者の大金持ちのじいさんで、彼はHP上で、「カウンタックを手に入れたい理由」を募集していました。そこで瞬は、25年前から届いた自分からの手紙で、忘れかけていた夢を取り戻し、その夢を実現させたいという熱い思いを書きつづり、メールを送ったのでした。その瞬が書いたメールが、カウンタックのオーナーであるHPの主、変わり者の大金持ちのじいさんの心を打ち、瞬はめでたくカウンタックを手に入れることができたのでした。

 まあ、その後の展開は「頭文字D」のカウンタック版といった感じでしょうかね。「頭文字D」ほどストイックな内容ではありませんが、作者がかつて週刊少年ジャンプで「BOY」を書いていた梅澤春人なので、結構軽いノリで読むことができます。ちなみにこの漫画は、ヤングジャンプで連載されているようです。1〜2巻を読んだ限りではそこそこ面白そうな内容だし、何と言っても主役はスーパーカーブームを巻き起こしたカウンタック!しかもその相手となるのは、シボレーコルベットにフェラーリにポルシェと、なぜか名だたるスーパーカー揃い!

 ……う〜ん、スーパーカーゆくところにはスーパーカーが集まると言うことなのでしょうか。今後の展開にかなり期待しています。



↑エンピツ投票ボタン
My追加


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加