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■ 近未来型地下駐車場
2003年12月09日(火)
10月25日に静岡駅前の国道1号線のど真ん中に、ゲートがぽっかりと口を開けていました。昨年から長い間この駅前の大通りは工事をしていたのですが、このゲートは今年4月に静岡市と清水市が合併して新静岡市が誕生したのを機に駅前の開発が進められ完成した、静岡で初めて平面往復方式を採りいれた最新の機械式巨大地下駐車場「エキパ」の入口ゲートなのです。収容台数400台、そのうちハイルーフ車が200台収容可能です。バックする必要がないので、運転に自信のない方でも容易にご利用できます。
しかもこの入口、片側4車線の広い道路の中央分離帯の部分にこのゲートに入るための別車線まで設けられて設置されており、そのままクルマで中へ入っていくと、そこには近未来型の世界が広がっていました。 まずは入口ゲートの電光板で空き状況を確認して進入し、カーブしたレーンを降りていくと、無人の入庫ゲートが待ち受け、一旦停止のランプが点灯します。数秒で車種の種別が自動的に行われ、「ホワイトベース、着艦します」のミライ・ヤシマ(「機動戦士ガンダム」)のような上品な女性の声で「○ゾーンに入ってください」と案内されます。しかも道にはご丁寧に指定されたゾーンを指示する誘導ランプが点灯し、そこに入れると、1人の係員のおじさんが深々とお辞儀をして待っていました。初めこのおじさんも精巧に作られたロボットかと思いましたが、このおじさんは生身の人間でした。
おじさんの指示に従って写真下のように車を停車させると、何とクルマは写真でいう左側の格納庫に横にスライドしながら格納されていきました。説明を聞くと、帰りは反対側の出庫エリアからクルマが出てくるため、入庫と出庫が重ならないので混雑が起きないのだそうです。さらにその出庫はセルフサービスで行われるのですが、格納庫から自分のクルマがエレベーターに乗って上がってきて出てくるまでの過程がモニターで映し出されており、まるで出撃準備をするガンダムのような感覚でした。
料金は最初の30分が100円、以降15分ごとに100円で、朝6時から午前12時まで営業しています。この「エキパ」からそのままきれいに整備された地下道を通って静岡駅や静岡市繁華街に行くことができます。静岡にお越しの際は是非ご利用ください。
パーキング入口
パーキング内部
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