Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 恋愛小説
2003年02月27日(木)

 現在執筆中の「マツダイラ」は、長編小説では21作目の作品になるんですが、実は1年後にある大手出版社に持ち込むための新しい小説を書き始めました。「マツダイラ」はネットで公開するためだけの作品なので結構気楽に書いているんですが、22作目の新作は、単行本化を狙った作品です。これでも僕、過去に何度か賞をもらっているんですよ。

  そうそう、賞で思い出しましたが、大学時代にファンタジー系の小説を書いて、ある出版社の公募に応募したんですよ。で、かなり自信があって受賞は間違いないと踏んでいたのですが、佳作に終わったんです。それで、大賞作品はどんなにすごい作品なのかと思って本屋で立ち読みしてみたら、これがまた全然大したことない作品で、ファンタジーとは名ばかりのキャピキャピの女の子が主人公の低俗な冒険小説だったんですよ。ところがこれがいわゆるそういう系が好きな人々の間で結構人気が出て、そのうちOVA(オリジナルビデオアニメ)やゲームソフトになったりして、かなり驚きました。

 まあその小説には、いわゆる目が大きい3頭身ぐらいの女の子のキャラクターのイラストが添えられ、小説は一人歩きして、どちらかというと話の内容よりもキャラクターのイラストの方に人気が出てしまったらしいのですが、それにしてもその小説の作者は、自分の書いたものがそこまで大きくなるとは夢にも思っていなかったでしょうね。ちなみに僕はその出版社には二度と自分の大事な作品を送るまいと思いました。

 今日から書き始めた小説は、ある恋愛を写実的に描いた「ドライ&ブルー」という純恋愛小説です。ネットでは公開しませんので、単行本化が実現しない限り皆さんに読んでもらえることはないと思いますが、単行本化されなくとも、執筆意欲に身を任せて、自分で納得いく作品を作りたいと思っています。


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