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■ Mako先生
2002年11月01日(金)
この前の日曜日にレコーディングに来たストリートミュージシャン「モノクロ」の片割れ、「クロ」の方が(……いえ、別にそういう芸名ではないのですが……)うちに来ました。22歳、名前を出していいもんかわからないので一応伏せておきますが、カレッジセールのゴリ似の方です。 ……というのも僕が呼んだからなのですが、卒業までに12曲(あと10曲)作るにしても、僕も仕事が忙しいので毎週毎週付きっきりというわけにはいかないので、僕がいなくても部屋と機材だけ貸して、自分たちだけで作業ができるようになれば、僕が仕事でいなくても作業が進むかなと考え、機材の使い方をみっちり教え込んでしまおうと思ったわけです。
で、最初にミキシングコンソール(いわゆるミキサー)の「チャンネルとトラックの違いとはなんぞや?」という理論から説明し、その後具体的な操作方法を教え、今度はそれらの作業を実際に何度かさせて(実技試験)、身体で覚えたらそれら一通りの行程を忘れないように(忘れても読み返して思い出せるように)ノートにまとめさせ(筆記試験)、最後にまとめさせたノートに赤ペンを入れ、さらに帰りにビデオマニュアルを持って帰らせ、家で観て反芻(はんすう)するようにと宿題まで出しました。うーん、まるで学校の教師になったかのような充実感を味わってしまいました。 人によく「ものを教えるのがうまい」と言われますが、確かに自分自身でも、人に何かを教えるのは好きだな、と思ったりします。ま、今回の場合、生徒が飲み込みも早く優秀だったので、余計気持ちが良かったです。実は来週の月曜日、僕が仕事で1日留守にしている間部屋と機材を2人に貸すのですが、今日の彼の様子だったら心配はなさそうです。
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