□□2005年08月30日(火)□□君に心から『ありがとう』を言いたい



とても嬉しいお知らせをジャンプで目にして小躍りしたい気持ちもありますが、今はとてもそんな状態ではありません。
でも書きたいから、書かないと心の中を整理できそうにないから書きます。
暗くなってしまう方もいると思うので、反転はしておきます。


飼っていたハムスター(ココア)がとうとうお星様になりました。
腫瘍が発見されてから一ヶ月、ココアは最期の最期まで頑張っていました。
大好きだったヨーグルトもチーズも海苔も最後の数日には受け付けなくなって、水分の多い梨やキュウリやスイカぐらいしか口にしなくなっていました。
それも一口食べては休み、また一口食べては休み、一度にほんの少量しか口にできなくても頑張って生きようとしていました。
目も開けられなくなって、体を動かすこともままならないのに、掃除のときに小屋の外に出してあげるとヨタヨタしながら歩きまわったりもしたよね。
すごく嬉しそうにしてたココアが忘れられません。

そして今日の午後2時40分頃、ココアは静かに息を引き取りました。
苦しそうに体を動かしたと思った次の瞬間、止まってしまったココアの鼓動。
急いでココアを抱き上げて、ココアの名前を叫びました。
そうしたらまたココアの鼓動が動き出したんです。小さいけれど確かにトクントクンと。
でもすぐにまたココアの鼓動は止まってしまって…
それでもまた叫んで、そうしたらココアはもう一度息を吹き返してくれました。
そして次に鼓動が止まってからは、叫んでも揺さぶってもココアの鼓動が動き出すことはありませんでした。
あんな小さな体で最後まで生きることを諦めなかったココア。
あんなに小さな体のどこにそんな精神力があるのかと思うほど、最後まで生き抜こうとしたココア。
本当によく頑張ったね。ココアは私の誇りです。

回し車の上で寝ちゃって、寝ぼけたまま転げ落ちる姿が大好きだった。
仰向けで真っ白なお腹をさらけ出して無防備に寝ちゃう姿が大好きだった。
大好きなチーズで簡単におびき寄せられるおバカさ加減が大好きだった。
そういえば、カーテン登りが趣味だったこともあったね。本当におてんばだったよね。
小さい頃から噛みハムで、ことあるごとに噛まれてたけど、今ではいい思い出です。
動物病院に連れていった時、診察台の上にいる時はすごくぐったりしてたのに、キャリーゲージに戻されたら途端に元気になったよね。
まるで『心配しないで、僕はこんなに元気だよ』って言ってるみたいだった。
大好きなクリッとしたまん丸の目で私のことを見ながら、キャリーゲージを齧ったりしてすごく元気そうにふるまった健気なココアが忘れられないよ。
本当にたくさんの思い出とたくさんの笑顔をありがとう。
ココアといた3年近く、ココアは幸せだったかはわからないけど、私はすごく幸せでした。
ココアと出会えて本当によかった。
天国でお母さんとお父さん、姉妹たちには会えたかな?
今日は雨が降ったからびしょ濡れになっていないか心配です。
天国に行ったら思う存分好きだった回し車を回してね。でもココアの場合、回すことより寝ることが多かったから昼寝に使うのかな?
また生まれ変わってうちの子になってくれたら嬉しいな。ココアは嫌かもしれないけど…(笑)
いつでも帰っておいで。大好きだったチーズ用意して待ってるからね。

本当にありがとう、ココア。大好きだよ。

written by 緋月陸
material by Egg*Station & b-cures. & Paine & 素材工房Luna