まみいの日記
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2005年10月12日(水) ナイヤガラの滝

ナイヤガラは世界三大瀑布と呼ばれ南米イグアス、アフリカのビクトリアと並び賞されている。私はやっとナイヤガラを見ることが出来た。
その迫力からできることなら後の二つも見たいものだと願う。
滝はカナダとアメリカの国境に位置し エリー湖からオンタリオ湖に注ぐナイヤガラ川は川なかにあるゴート島によってアメリカとカナダに分けられる。
今から1万2千年前の氷河期にこの滝ができたといわれている。
現在のカナダ滝がある11kmも下流にあったと調査の結果わかった。
落下のエネルギーでどんどん崖を削り 勿論それは今も続いている。
しかしカナダはその美しい馬蹄形が壊れてしまうのを恐れ(なおかつ 観光名所が後退し動いてしまうのはあらゆる面で困るから)今はその水量を調節しているという。

バスから降り立った時とうとう雨になったのかと思った。
滝のすぐそばにある展望台テーブルロックに行き着くまでに 傘がなかったらずぶぬれだ。
落下する勢いであたりは水煙というか まるでシャワーのようにしぶきがかかる。
ゆったり流れていたと思った川が あっという間に奈落の底に落下していく様を目の前で見る怖さと珍しさ。
本当に引き込まれてしまいそうだ。
1846年からはじまったという船上観光「霧の乙女号」(MAID OF THE MIST)にも乗ったが アメリカ滝は何とか見られるがカナダ滝は近づくに連れ話す声も聞こえず合羽を着ているとはいっても全身びしょぬれになってしまう。

なんとこの滝に落下して助かった人が居るという。
おじさんと妹と上流でボート遊びをしていた少年だ。
ボートはひっくり返り 妹はあわやという所を引き上げられたが おじさんと少年は滝に飲み込まれてしまった。
少年は「霧の乙女号」に助けられたがおじさんは滝の底に今も眠るという。
また この滝のほんの少し前に 岩に引っかかって落下を免れた船が錆付きながらも今もその恐怖を伝えている光景を見ることができる。
なにかと話題の多いナイヤガラ滝だ。

この恐ろしくも魅惑的な滝を見ながらランチをいただいた。
スカイロンタワーの一時間に一回転するレストランだ。
多くの観光客が集まって従業員は目の回る忙しさだ。一時間に何回転だろう??


まみい