まみいの日記
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私は本を読むのが好きだ。 小さいころは 一日本を読んでいて 頭が痛くなった。 中高時代は 試験勉強してる振りして 本を読んでいた。 そのころは学校の図書館で借りまくっていた。 新刊がくるといち早く借りて その本の後ろに書かれる借りた人の名前のトップに 自分の名前が書かれることがささやかな楽しみだった。 司書のお姉さんとも 顔馴染になって 楽しい図書館通いだったが ある日 ライバル出現! 私と同じ楽しみを持つ特異な人がいたのだ。 それからは 自分の図書カードが何枚目か?を争っていたように覚えている。 それは 職員室の先生方も知るところとなり どなたの陰謀か 3年のクラス変えの折に同じクラスとなったのがきっかけで かつてのライバルは何でも話せる親友と化した。
こうして 本は私にいろいろな楽しみを与えてくれたが また 厄介な問題ももたらしてくれた。 本が増えすぎてしまったのだ。 あんなに夢見た「本に埋もれる生活」だが 実際にやってみるとそれは生活の場が徐々に侵略される事であり 家族からの抗議の声が大きくなって私の立場は小さくなる。 思い切って 本を売ることにした。 身を切られる思いで 売る本を選別する。 選別しているつもりが ページをめくり出し よみふけることもしばしば・・。 私にしてはやっとの事 ダンボールで3箱を作り出した。
今は便利な世の中で かの中古本取り扱いのブック○フが取りにきてくれるという。 私の気の変わらぬうちにと娘が電話をすると すぐに取りにきた。 査定をして 買い取り金額は銀行振込されるという。 私にとっては思い出の 家族にとっては場所塞ぎのあの本たちは 何処に並んで 誰のところに買われていくのだろう? なんだか うまい言葉に操られて あれよあれよという間に 女衒に大事な娘を売ってしまったよな 空虚な思いにとらわれている雨降りの午後だった。
まみい
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