まみいの日記
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「街」の○○屋さんというと 並びに何軒かのお店があって それなりににぎわっている商店街のお店を想像する。
私が前から気になっていたタルトのお菓子を売っているお店は 本当に住宅が並ぶ中に ぽつんとひとつだけ営業している だから「町」のタルト屋さんだ。 タルト以外のものは売っていない。 あの 小麦粉を練ってケースにしたものの中に 果物やチーズを詰めて焼き上げた タルトだけしか売っていないのだ。
白い壁に緑の木枠が映える住宅の一部を改築して 奥さんが趣味で焼いてるタルトを売っています・・というたたずまいなのだ。
果たしておいしいのか? 時々 車で前を通りかかるたびに そっとのぞいてみるが ショーウィンドウにタルトは並んでいても お客さんが並んでいるのを見たことが無い。 それでいつもは車のアクセルを踏んで行き過ぎてしまうのだが その時は ちょっとお腹がすいてることも手伝って これまでの好奇心を満足させる事にした。
チロチロとドアベルを鳴らして 小さな空間に入り込み ショーウィンドウを覗き込むと 色とりどりの私が今まで見たことも無いような バリエーションに富んだタルトが並んでいる。
思わず つばを飲み込んだ私は ドアベルを聞きつけて出てきた「オソノさん」のような女の人に 並んでいるタルトを全部ひとつずつちょうだい と頼んだ。 彼女は思わぬ手際のよさを見せて包みをこしらえると 愛想のまるでない応対でそれをよこした。
帰ってすぐに夕飯前だというのに 子供達と少しづつ分け合って あれこれ食べたタルトのどれもがおいしかった。 そして私は気づいた。 タルトのあまりにおいしそうな様子に 「オソノさん」にあなたが焼いてるのかと 尋ねるのを忘れた事を・・・。
今度あのお店の前を通りかかったら 躊躇せずに買いに行こう。 そして「オソノさん」に尋ねるのだ。 でも出来たら 「キキちゃん」のような可愛らしい女の子がお留守番していてくれたらいいなぁ。
まみい
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